令和6年4月にお願いした情報公開請求に対する結果をもとに。
F:第二回サウンディング調査資料
・住民訴訟のなかで知り得た話しだが、町は公式に次のように主張している。
平成30年8月時点で、「農地転用に関して、兵庫県道路保全課と協議した結果、事業区域の建物全体を「道の駅」として近畿地方整備局から認証を得られることが担保されたことにより、クリアできるのではないかという打診をした。第2回サウンディング調査で得た意見を精査し、報告することと、基本計画の見直しを進めてよいかの伺いを立てる旨を伝えた。」
・情報公開決定通知書には文書不存在(正しくは廃棄ではなく、作成されていない)
※さて、第2回サウンディング調査とは何物?
・この協議は平成30年8月に行われており、そのことから考えれば最低でも平成30年7月以前に実施されたサウンディング調査となる。
・裁判所を通して、原告・被告双方が書面で取り交わしている中で記載されている調査結果資料が不存在とは、ふざけるのもいい加減にしていただきたい。
・調査担当者は幹部職員へ、書面でもって調査結果報告をしないのか。口頭で済ませるようなサウンディング調査であるなら、調査で得た意見を精査し報告するレベルの調査とは到底思えない。
・公開されているマーケットサウンディングとしては、平成30年7月26~31日の間実施された調査がある。それだとするなら、第一回サウンディング調査が存在しなければならない。いずれにしろ、第2回と称する限り、二つの調査が行われていることになる。
・「第2回」は単なる書き間違いとされるなら、裁判所、原告団、ひいては町民を愚弄していると申し上げたい。
・まさかと思うが、調査資料として作成はしたが廃棄したとされるのなら、他の書類も恣意的に廃棄される恐れがある。
証拠書類保全を裁判所に申し立てることを原告団にお願いしたい。
そもそも、道の駅移転拡大事業は「中止」ではないはず!!
現時点で、神戸地裁で住民訴訟として公判が継続している。
平成30年7月26~31日に実施されたサウンディング調査関連記事。
下記をクリックしてご参照ください。
G:検証委員会ヒアリングシート(不動産鑑定士)
〇検証委員会で実施した不動産鑑定士へのヒアリングシートが不存在
・検証委員会が実施(令和3年10月18日~12月10日)した、町担当課への調査に関する事案は、検証委員会ヒアリング調査表が存在し、情報公開されている。
・検証委員会は令和3年11月20日にヒアリングをかけており、調査報告書の中で、ヒアリング結果を基に詳細(調査報告書P31~41/不動産鑑定士の字句は78回記載)に記載されている。
・検証委員会委員である弁護士がどれほどの記憶力の持ち主かは存じあげないが、記録に残していないことは大いに疑問が残る。記録に残すことは仕事(検証作業)として、プロとして当然の所作であるはず。本当に不動産鑑定士へのヒアリングシートは不存在か??
・補佐された企画総務部長は、どの様なお考えで補佐されていたのか、単なる検証委員と現課との取次だけか。
※行政組織として記録に残すことへの不見識が、大きな問題を引き起こしている。以下の文書不存在がその典型的事例では。
〇検証委員会が示した文書不存在への町長対応に関して
・検証委員会調査報告書に関する住民への説明資料で「公共事業の進め方や行政内部での動き、交渉先とのやり取りなど記録のあり方という意味でも、将来の町政運営の改善に当たっての教訓を残す貴重な報告をいただいた。町政全体のこととして捉え、職員とともに、今後の町政の運営に反映させていく。」
※検証委員会調査報告書の住民説明会は令和4年9月開催です。既に2年近くの歳月が流れています。
具体的に、記録の在り方をどのように変えられたのか。
町議会で岡本町長から、具体的な取り組み説明があったのでしょうか。
あるわけ無いか!!
次回は(百条委員会について)を書く。