ダルシャンの受け方(手順)は事前に説明を受けています。
アンマの前にきたら、ひざ立に座るのですが、私は次の次、という番になって、係の方から「背の高さが足りないから、あなたは椅子を使って下さい。」と指示を受けました。
私の背が低いので、ひざ立だと、アンマがダルシャンしにくいのねん^-^;)
指示通りに椅子に座って、いよいよダルシャンの順番がきました。
抱きしめられると、耳元で何かをささやかれました。もちろん日本語ではないのでなんだか分からず;
祝福の花びらとイチゴミルクキャンディー(ナゼ!?)をアンマから手渡され、あっという間にダルシャンは終わりました。
その後、マントラを受けたい人はまた別の列に並び、再びアンマの横側から、一人一人マントラを授けられます。
それから、アンマの一番弟子の方の待つ会場の一角に呼ばれて、マントラをいただいた意味や、心得を説明されます。
そして、発音の仕方をレクチャーされ、マントラの意味を説明されます。
このマントラは、人に教えたり聞かれたりしては決していけません。
(猫に聞かれてもダメですか?と質問しようと思ったけど、怒られそうなので止めました;)
・・余談ですが、このアンマのお弟子さんが、朱色っぽい衣服を着ていて上から下まで朱色に覆われて、ひげの具合といい、人相といい、達磨さんにそっくりで
内心、そっちに気持ちがいってました;
なるほど、ダルマの容姿って、インドの修行僧から来ているのかもしれませんね。
自分の順番も終わって、時刻は1時。
念のため・・品川に戻って終電をチェックしたけど、やっぱりもうありません。
駅員さんに五反田への道を聞くと、こちらももう電車はないけど、歩いて30分くらいとか。
悩んだ挙句、結局会場にUターン。
ダルシャンが続く会場で、イスに座りながら寝ようと試みるけど、寝れない^-^;)
・・とうとう最後まで見届ける事になりました。
最後の方で良かったのは、ダルシャンの終了した後、インド式?で式を挙げるカップルがいた事。
アンマの前で指輪の交換や飲み物の交換、お互いに相手の口に食べ物を運ぶ、などして
そのたびに手をあわせてお辞儀スタイル。
最後に二人一緒にアンマのダルシャンを受けて、フラワーシャワーを浴びて終了。
会場の参加者の祝福を受けていました。
とてもステキでした。
そして、最後の最後に、壇上のアンマが花びらを撒き、その下を行列してみんながフラワーシャワーを浴びました。
インド式の讃美歌?をみんなで合唱して終わり。
会場が一体感に包まれて、とても高揚していました。
気が付くと、時刻はすでに朝の5時半!!
品川から朝帰りして参りました。
・・さて、アンマにダルシャンを受けたからといって、特に何か、パワーを感じる、とか感動して泣けた、とかは正直ありませんでした;
バカにしている訳ではないのです、すみません;
バカにするためにわざわざ行きませんよぅ;
きっとこの辺が傾倒具合の差でしょう、正直なところ。
途中で会場にいる人に「アンマの祝福を受けた食べ物です。」と言われて小さなスポンジケーキ?の切れ端が配られたり、めっちゃ感動してひれ伏している人がいまして。
まぁ、そいうところは宗教チックでありましたが。
私はその点、えらく照れくさくて客観的になって同化できないのですが。
でも、この場所に来てこの空間を共有できたのはとても良かった、と素直に思いました。
人々の純粋な祈りの姿を感じる事ができましたし、
どこぞの宗教みたいに、教団のためにお金もうけをしているだけよりも、ずっと価値があると思いました。
だって、お金を集めて、良い事しているんだから、いいじゃん?
それに単純に考えて、寝る暇を惜しんで
(前日も多分朝までしていたはず;そして10時から午前の部)
食事もおトイレもいかず、ずっとどこの誰だか分からない人をハグし続けるんですよ。
それだけでスゴイと思います。
そういう方法でお金を集めるんだったら、それでもいいじゃないですか。
身を粉にして働いているんですから。
ところで、帰路に着きながら
(朝帰りだよ~~。ハメをはずしているな、私♪)と妙に楽しい気分になった私。
朝帰りなんて、以前やったのは何時だっけ?と記憶を辿ってみたら。
大学生時代、
同人誌の原稿を入稿するために神奈川から都内の印刷所にお邪魔して、
終電を逃してそこの印刷所の倉庫に一晩泊めていただいたのを思い出しました。
若気の至りってやつ?
・・急に、笑いたくなった。
・・なんだ、私ってあの時から全然変わっていないんだ。
うんと遠くに来たつもりでいたのに、余りやっている事には変わりないな。
もう手に入れていたんだ。
「もっともっと」って、思ってたけど、もうとっくに手に入れてた。
ずっとずっと苦しくて、
ずっとずっと不自由だって思ってて
遠いところに来てしまったなぁ、とため息をついた時もあったけれど、
今の私は自分のやりたい事にちゃんと正直に、行動している。
ふと。
そんな事を考えました。
私はちっとも不自由じゃない。
今、私はうんとうんと幸せです。
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