みなさま、ご無沙汰しております。


今日の記事は、とある方への私信です。


私の心ひそかにお慕いしていたブロガーさんのお一人である、

toshtanakaさんがブログの更新を中止されることを発表されました。


私は大変にショックを受け、寂しい思いでいっぱいです。


toshtanakaさんも止めたくて止めるのではなく、

とある責任感から断腸の思いでのご決断ですから、

なおさらに・・・。


ずっとコメントをさせていただこうと考えていたのですが、

あまりに長文になってしまいましたので

こちらで失礼させていただきます。


関係のない読者様にはまったく意味のわからないであろう

私の見苦しい感傷をお見せしてしまうようで、

大変に心苦しく申し訳ありませんが、

この場を使わせていただくことをお許しください。




toshtanakaさんのブログ

http://ameblo.jp/tosh-tanaka/




以下は、これでも私が考えていたことのすべてではないのですが、

やっと文章化できたものです。




toshtanakaさま


お久しぶりです。

今更ながらのコメントになってしまいましたこと、お許しください。


軽々しく私などが、
尊敬するtoshtanakaさんのご決断に一体何を言えようか、
と今までずっと考えこんでしまい
このように時間がたってしまいました。


(^-^;)


いまだに何か考えがまとまった訳ではないのですが、
僭越を覚悟で、コメントしてしまいますことをお許しください。


私もずっと一連の記事と皆さまのコメントを
拝読させていただいていたのですが、

toshtanakaさんの記事を読むにつけ、
実は、もうどうにも泣けてきて仕方がありません。


本当に私は、ずっとコメントをしようと
この件のことを考えるたびに泣けてしまい、
どうにも言葉にすることができなかったのです。


toshtanakaさんのとても大切にしていらっしゃる
『文章』というもので他の方を傷つけてしまったことがわかったときには、


そして自分のなかに、
自分が忌み嫌っている悪質とも思えるものを発見したときには、

どれだけショックだったことかと思います。


きっと私自身も、同じ経験をしたときには、
もうブログなど書くべきではないと判断してしまうかもしれません。


しかしもし私がtoshtanakaさんと同じく年齢を重ねたとき、
果たして同じように真摯に自分と向き合えるだろうかと、


自分に言い訳をして、
年齢とともに重ねたであろうささやかな矜持に頑なにしがみつき、

そしてそのことにさえも自分で気づこうともせず、
相手の方へ表面的な謝罪ですませてしまわないだろうか、


など考えると、
やはり私はtoshtanakaさんを尊敬せずにはいられません。


きっかけはお相手の方にいただいたにしろ、
卑屈にならず意固地にもならず、
目上だとか目下だとかくだらないことにもこだわらず、
真摯に受け止められるなど、なかなかできることではないと思うのです。


…いえ、やはり年齢を重ねることなど関係なく、
今でも私は果たしてそうできるか、
またできているのかを考えたときには、
私はやはり自分に自信を持つことはできません。


自分で自分に気づくのならまだ気持ちの良いものを、

人と人との関わりの中で気づいていくことは、

私にとっては大きな苦しみを伴うもののような気がします。


私にはその根性も器もまだないので、

このブログもいまだコメント欄がないのだと思います。



『私にはブログを書く資格がないと思ったのです。』
と記事中でおっしゃられていますが、


本当にtoshtanakaさんにその資格がないのなら、


私などはさらにブログを書く資格などありません。


そして、本当にtoshtanakaさんにその資格がないとしたら、


一体誰にその資格があるというのでしょうか。


そして、心に微塵も穢れのない方だけがブログを書くにふさわしいとして、


果たしてそんな方がいたとしたら、


そんな完璧な方が書く完璧な文章から、


私はいったい何を学べば良いのでしょうか。



私は、いたらない人間です。


そんな私の書くブログも、本当にいたらないブログです。


でも、きっと、いたらない人間だからこそ、


『努力することに意味がある』


と思って、今までやってきました。


そういった訳ですから、

私はtoshtanakaさんが筆を折ることも考えているとのコメントを目にしたとき、
大変にショックを受けてしまったのです。


その後、小説はお続けになると決意されたようなので、
本当に安心しましたが・・・。


わたくしごとですが、私の身近には、
toshtanakaさんのような方が、
残念ながらあまりいらっしゃらないのです…。


私が本当に尊敬をするのは、
間違いを犯さないひとではないのです。


欠点のない清廉潔白なひとでもありません。


同じように欠点があって、
間違いも犯すけれど、

そこから目をそらさずにきちんと向き合い、
挑み続けようとする方です。


私にとってtoshtanakaさんは、
本当に数の少ない、そういった姿勢をお持ちの貴重な方でした。


今はブログをお休みしても、
英気を養われてまた、

どうかその姿勢、生き方、在り方を
後続の私たちに見せていただけたらと切に願っています。


どうか、
ブログ記事の『中止』ではなく『休止』に、


「わたしにはブログを書く資格がないと思ったのです。」

という文章の前に、せめて『今の』とつけてはいただけないか・・・、


と切なる願いを持って、お待ち申し上げております。


創作活動も大変素晴らしいことですが、


また、toshtanakaさんの視点からの

ブログならではの御記事を読める日も、
心待ちにいたしております。



乱文に長文、お許し下さいませ。







* * *




いろいろと考えていましたが、

私がtoshtanakaさんに感じる

学ぶべき希少なものとは、

『謙虚』

ということなのかもしれません。


それこそが、

私や周りの方をふくめ、

「今の(笑)」人間の心の中には

あまり見出せなくなった

貴重なものと感じているのかもしれません。



よりよく生きる~寝たきり系女子の更正日記~-実るほど頭を垂れる稲穂かな.jpg



実るほど 頭を垂れる 稲穂かな...


私が麦畑よりも断然に、

田んぼの風情に心惹かれるのは

やはり学ぶべき大切なものがそこにあるから、

のような気がしてなりません...

(*^-^*)