「怒りと恐れと悲しみと不安と」
身体の不調は心の不調と繋がっている。
それはストレスとか自律神経系とか、そんな話ではなく。
肝臓の不調は怒りが原因である。
腎臓の不調は恐れから来る。
悲しみに包まれると肺に不調が現れる。
不安は脾臓の不調に現れ、愛を失うと心臓が不調になる。
コロナ禍の終わりが見えてきた今、自分の不調を見つめ直しす必要がある。
コロナ禍の茶番に怒り、ウイルスを恐れ、身近な人の死を悲しみ、いつ終わるかも分からない状況に不安になり、国や医療の不信感から愛する心を奪われる。
いつしか自分の身体に不調が訪れ、その原因も分からず、ただただ苦しくもがく。
今の自分の感情を見直してみれば、身体の不調の原因と改善に向かわせるためのヒントが見つかるかもしれない。
僕は長い間身体の不調に悩まされ、今の無肥料栽培の世界に入り込んだ。
そして、その育たぬ畑で26年間かけて何かを見つけた。
作物の不調は畑の不調と関係していた。
水の流れの不調は作物を様々な病へと導く。
風の流れの不調は実の生らない作物へと導く。
光の流れの不調は虫食いの激しい作物を作り出す。
氣の流れの不調は畑全体から精気を奪い、愛の流れの不調は収穫を諦めさせる。
多くの作物が病になった時、僕は畑に長い溝を掘り乾いた土へと改善した。
実が生らない時は、畑を背の高い植物で囲い込んだ。
作物の虫食いが激しくなった時、僕は可能な限りの光を集めるために、畝の形を工夫した。
畑に竹炭を埋め込み、出来るだけ人が集まりたくなる素敵な形の畑設計をし、氣が良く愛のある畑作りに勤しんだ。
そんな時、もし重いトラクターなどの重機を持ち込み、化成肥料を投入し、化学農薬に頼っていたなら、結果的に何も改善せずにいたであろう。
不調の原因を知ろうともせず、ただ対処療法に頼っていたのでは結局何も解決しないのである。
その僕の考えは、今の僕の畑設計に生かされている。
畑設計には、人の効率性を無視してでも大切にしなければいけないものがある。
それは、作物がどのように育ちたいと考えているかを知ることだろう。
僕は医療には出来るだけ関わらない。それは不信感もあるからだが、所詮対処療法でしかないからだ。
身体が不調が長く続くなら、今の自分の心の状態を見つめ直してみるのがいい。
その怒りが、恐れが、悲しみが、そして不安が原因であるからだ。
自分を信じ、自分を愛してみよう。
そうすれば、きっとうまく行く。