「野菜は小さい方を選びなさい」

かなりゆっくりとしたペースですが、増版が決まり、1万2千冊となりました。

野菜を作り始めた頃、無肥料では野菜が大きくならず、随分と悩んだものです。

直売所に並べても見劣りして売れず、マルシェでも鼻で笑う人がいて、宅配でも期待外れと言われて契約を切られ。

自分に何が足りないのかと、あれやこれやと試行錯誤する毎日は、かなり辛い日々でした。

そんな時、栄養学を学んでいる学生さんがマルシェにやってきて、僕の野菜を見て、一言こう言いました。

「今の野菜は水を食べているようなものですけど、この野菜は土を食べられる野菜ですね。」

とても衝撃的な言葉でした。今まで自分の野菜はダメ野菜と決めつけていたけど、僕が野菜を作ろうと思ったきっかけは、土を食べたいと思ったことだったからです。

身土不二という言葉をマクロビオティックで教えられ、その意味を探るうちに、人の身体は土で作られているという、当たり前のことを教えられました。

身体と土は二つではない。

僕らが忘れている、とても基本的なことです。アスファルトで覆い、コンクリートで固め、土を作る草を全滅させる。

土に触れない暮らしが、人々から健康を奪っていく。ご多分に漏れず、僕が体調を酷く壊したのも、土から離れる生活だったからです。

土を食べる野菜。最高の褒め言葉です。自分の生き方にも、その考えは反映しています。

自分の野菜がダメだと思うことは、自分の生き方がダメだと否定することです。小さい野菜を否定するのではなく、その理由を考えるという視点が必要です。

いい加減に雑に野菜を作ってるのではなく、日々一生懸命やっているなら、その結果がどうあれ、ネガティブな理由ではなく、必ずポジティブな理由が隠されているのです。

この本のタイトルの意味は、また別なところにありますが、この本は是非とも読んで欲しい、僕の想いが詰まった本です。

まだの方は、是非に。

野菜は小さい方を選びなさい (フォレスト2545新書)
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