ある日の夜。
弟は早めの就寝。
いつもは私の布団に
「ママ~」と
甘い声を出しながら入ってくるけど、
この日、弟は力尽きて自分の布団で
すやすやと寝始めた。
私は目を瞑りながら布団の中で考え事。
すると、お兄ちゃん側の私の布団が
何やらもぞもぞと動き出した。
最初はお兄ちゃんが眠れなくて、
少しちょっかい出して遊んでいるのかなと思った。
でも違ったようだ。
そろそろと足の方から温もりが伝わり、
私の布団にお兄ちゃんの足が入ってきたなと
眼をつぶりながら感じる。
足が大丈夫だと分かったからか、
今度は真ん中(おしり?)、上の方(肩?)と
順番にそろりそろりと私の布団に入ってくる。
もう、何でそんなにこっそりと入ってくるのだろう。
おかしくて、おかしくて、かわいくて、かわいくて、
ニヤニヤしそうな顔がバレないようにと、
つい顔をそむけた。
途端にバババと私の布団を飛び出して、
自分の布団に潜り込む。
逃げ出した笑。
何で?
恥ずかしかった?
私を起こしてしまったと思った?
どうやら細心の注意を払って
行動をしていたらしい。
眼を開けて、
おいでと布団の中に誘う。
少し照れくさそうに、
でも少し嬉しそうに、
布団に入ってくるお兄ちゃん。
そっか。
いつも私の布団には弟がいて、
お兄ちゃんの入る場所、ないものね。
本当は、自分も入りたかったかな。
我慢してたかな。
今日は一緒に寝よう。
久々にお兄ちゃんの体温を感じながら、
眠りについた。
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今日もありがとう。
ヨリソイ
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