「油豆角」というデカいインゲンみたいな野菜がある。昨日市場で買ったばかりで、昨晩かぼちゃと豚肉と炒め煮したものをばあさんが作った。今朝はじいさんがお粥を作り、昨晩の残りを温めて食卓に出した。
今朝そのインゲンを食べたばあさんと息子、同時にお口に違和感。息子が口にはちまきみたいなので縛られて誘拐され中の子どものような唸り声を出し(どんな比喩よ?)、ばあさんは一言。「不算太好」。和訳すると「あまりよろしくない」。おいおいおいおいおいおいおい!明らかに飲み込めないくらい味が変わっているものに対しても、決して100%の否定をしない、あの根性は長年培われたものである。
二人とも台所へ行き、吐き出していた。
じいさん「犬にやろう」。ちょっと!やめてください!ばあさんは犬の餌用にとその皿を台所に確保した。まだ晩御飯まで時間があるけど、夕方までに捨てないと犬があまりにも気の毒だ。