大于が言った。「O型は蚊に食われやすい」。血液型、中国にA型は少ない。性格的にそれ納得できる。Oが多い。
車に乗る。駐車場の裏は丘で墓。
朝ご飯は小于がネットで調べた。現地ならではの食事ができる店を探したと言う。車で5分の「老城土家族苗族早餐文化馆」へ。
店の外では野菜の処理中。
ダンナが食べている人に「それはなんですか?」と聞いたら「包面」と言った。北京で聞いたことのない名前だ。実際は馄饨だった。私とダンナで「包面」一碗。ほかの二人はそれぞれ麺。ほかに包子。お粥。漬物はセルフサービス。
食べながらおしゃべり。前日、空港(1)から東へ車で1時間、小王のいる利川市(3)へ向かったつもりが、南(2)へ行ってしまった。
食べ終わって、外にいる若者にダンナが「ここは湖北か湖南か?」と聞く。湖北に決まっているでしょ!若者が言った。「あっちに高いビルが見えるでしょう?その後ろが川で、川を越えたら湖南省です」。本当に南に来たんだな。
大于が言った。「今朝チェックしていた朝食の店を見たら、99キロと出た。え?俺はどこへ来たんだ?」。そこは「来凤」という地名で湖南省との境。もうすぎてしまったことだからいいじゃない。だけど、ダンナが「なんで間違えたんだ!」としつこい。
ホテルに戻る。駐車場が裏にあるので、裏から入る。ロビーも客室もきれいなのに、裏はこう。
(3)の利川市へ向かう。
行く前の話はこうだった。小王は北京から、かつて民宿をやっていたところへ引っ越す。だから部屋はたくさんある。山の中だから写生に適す。ところが着いたのは街中。待ち合わせはスーパーの駐車場。荷物を持って、この日の宿泊先へ向かう。
にんにくと生姜専門店。
裏を通って……。
10階建てのマンションに入る。ここは小王の親族が住むマンションで、一部は民宿、賃貸。部屋に荷物を置いて、昼食。
左、ダンナの牛肉面。右、私の干拌杂酱面、10元。
そのあとすぐ近くの市場へ。最高気温が30度以上なのに、外に肉を置く売り方。
街の雰囲気が北京じゃない!
右下はみょうが。亡き実母が好きだったので泣きそうになった。中国語は阳荷。もっといろいろ言い方はある。北京で売っているのを見たことがないが、淘宝で売っているのは知っている。
この日の夜は、小王の嫂子(前妻の兄の嫁)が作ってくれるし、食材も買ってあると言われたが、いろいろ買うダンナ。自分で作らないくせに、作らせるってことだよね。
右の緑色はジュンサイ。中国語は莼菜。後ろの容器に入った赤いのはジュンサイ用のタレ。買うとついてくる。
ダンナが乾燥してないきのこをずっと探していた。路上でおじいさんがしいたけみたいな物を売っていた。そこらへんから摘んできたやつだよね?毒あるかもしれないよね?買うダンナ。おいおい!
腊肉の専門店が多い。
カビが生えている。これをきれいに洗って食べると言う。怖いよ。
子どもが喜ばなさそうなキャラ。
夕食の支度ができたと言われ、嫂子の家に行く。12人で夕食。すごい量だった。そしてお店開けるレベルの味。
食後、90キロと120キロは動きたくないと言うので、ダンナと二人で散歩。
夜は外の席で食べる人が多い。
変な乗り物に遭遇。音楽、うるさいしー。
結構歩いて、川を見て、引き返す。
宿に戻る。五人でおしゃべり。小王は機関銃。誰かがしゃべっていたら、それを聞いていればいいのに、口を挟む。とにかく黙っていない。さあ、もう寝ようということで、私ら四人は一つのうちへ。ベッドルーム二つとトイレ&シャワー二つ、リビング、キッチンもある。
小王は別の階に一部屋ある。小王が去る。
ダンナ:ああ、やっと行った!
大于:しっ!まだ廊下にいるぞ。
二日目終わる。
<続く>