雲南省騰沖旅行7日目:北海湿地+新岐古鎮+ひき肉で夫婦喧嘩 | みどりの果敢な北京生活

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5月24日。最高気温23度。最低気温16度。空気質量指数59。

朝起きたら雨が降っていた。予報通りだ。
 
朝食を終え、ダンナがリビングに掛かった絵を見て「我重新画一张吗?要不毁我的眼睛」(この絵、描き直すか?そうしないと俺の目が潰れる)。ダンナはプロ中のプロだから耐えられない。
 
前日長距離運転しているから疲れていて、今日は出かけないのかと思った。
 
朝ご飯を食べて、勉強し始める私。ダンナが隣りで、抖音の観光案内を見ている。え?どこか行く?
 
傘いらないかなくらいで出発。北海湿地へ。駐車場に車を停めようとしたら、料金徴収の人が二人、カモが来たという眼差しで走ってくる。小型車7元。大型車10元という立札があった。
 
ダンナが停めようとしたところは車が少なかった。料金徴収人が「ここは大型車専用だから、あっちに停めて!」。怒るダンナ。こんなことで腹を立てないでほしい。「ここには停めない!」と駐車場を出る。
 
少し離れた路上で停めて「老杨と二人で見てきな。俺は車で待っている」。え?でもそう言うんだから、言うとおりにする。
 
歩道橋から見えた湿地。

 

ここの湿地は地球之肾(地球の腎臓)と書いてある。老杨によると以前は地球之肺と言っていたと。チケットは55元。老杨が「30年前に来たことがある」と言う。じゃあ、入らなくていい。だって、ただの湿地でしょう?

 

次は老杨が行きたいと言う花卉市场へ。植物好きで詳しい。ネットで調べて和顺家园というところへ行ったのだが、何もない。

 

唯一あった花屋に市場はないのか聞いて、「世纪城」へ行くといいと教えてもらう。あった!!

 

 

 

チューリップが咲いているなんて、南に来たと感じる。

 

花市場なのに、肉が吊るしてある。売り物でなく、自分達食べ用だ。

 

老杨は蘭を買った。

 
私:北京に持って帰るの?
老杨:持って帰らない。ここに着いてすぐ買えばよかったな。あと何日かしか見られない

私:ええ!なんで買った?

ダンナ:给他心里买花(老杨は自分の心に買ったんだ)

 

近くの四川料理店へ。

 

安いよね。北京で麺一杯10元以下は学食くらいのもんだろう。

 

宜宾燃面。8元。

 

タバコが灰皿になっていた。北京はレストラン内では全面禁煙。

 

私がネットで探して近くの西董大院へ。

 

清末から民国の初め、翡翠の商売で大成功した董さんの故居一帯が観光地になっている。他にも豪商が何人もいて、戦時中、国に飛行機などの物資支援をしたとネットで読んだ。

 

車を駐車場に停めて左に行くべきを、右に行く二人。木材見るの好きよね。

 

カフェがあった。入らなかったが。

 

私は扁額を見て楽しむ。

 

 

 

 

 

 

 

美しい。

 

董南轩の故居は広くて立派だった。レストランもある。

 

 

参観を終え、遠回りして駐車場へ。また花が売っていた。老杨が入らないわけない。またまた蘭の花を見ていた。

 
老杨:いくら?
店主:100元
老杨:別のところで見たときはもっと安かったよ
店主:私は70元で仕入れているのよ。もうすぐ春節だから高くなったんだよ。数日前は50、60元だったけど
 
70元で仕入れているのに、50元、60元で売ったはずがない。そもそも仕入れの値段は怪しい。
 

このジャガイモみたいな植物は「何首乌」と教えてもらった。

 

最後の目的地は「新歧古镇」。古い村。そもそも二人は写生したくて来たんだけど、いい景色がないと言い、全く描いていない。

 

ダンナは高德地图でアクセスを調べ、故意に山道を選んだ。小雨で霧は濃いしで、ちょっと怖いくらいだった。

 

ダンナ「あれを見ろ!孫悟空が出てきそうだ!」。はいはい、そーですねー。

 

村に到着。

 

ここは写生に適す!」とダンナ。観光地化している村が多すぎて、本当に興醒めだから!ここはそのままが残っていていい。

 

徒歩でかなり上まで上がる。バイクが通ったが、よく上り下りできるなと感心するほど、勾配が急。

 

帰る。家で晩ご飯を作る。前日ダンナから「ハンバーグ作って!」とリクエストされていて、ひき肉と玉ねぎを買ってあった。

 

フライパンがない。だから「中華鍋で肉団子を揚げる」と言ったら、「ダメ!油がそんなにない」と真っ向から否定される。

 

仕方ない。作るか。ところがひき肉が見つからない。さんざん探して、見つかったのが冷凍庫の中。ええ!今から解凍?電子レンジもないし。

 

私:明日作る

ダンナ:ダメだ。肉料理がない

私:なくてもいいじゃない!

ダンナ:ダメだ。ひき肉の袋、出して。水に浸けて!

私:浸けたところで、すぐには解凍できない!

 

初めは大きな器に水を入れて、そこにビニール袋のままひき肉を入れていたが、ダンナが肉の塊をいくつかに切って、ビニールの中に入れ、さらに水も入れた。

 

私:ええ!肉が水浸し

ダンナ:しょうがない

私:全部作らないよ。少しにする

 

ひき肉をまな板に出しながら、細かく切る私。

 

私:わあ、肉が水だらけ!

ダンナ:黙れ!(你能不能闭嘴?)

 

老杨が心配して、部屋から出て来た。

 

ダンナ:おまえが肉を冷凍するから、こいつが怒っている。

 

いやいや、老杨のせいにしなくていいよ。中国人、すぐ冷凍するけど、ここで他人の老杨を責めたくない。

 

パン粉がないから、パンを中華包丁で細かく切った。フライパンないし、水分が多いハンバーグ、私には無理。焼くのはダンナ。器用だから失敗がない。油を多く入れて、三つずつを2回、上手く焼いてくれた。

 

夫婦喧嘩と言っても、私らはこの程度だから。

 

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