中国医学の学校で書道展を観る+書家の書は嫌い by 良寛 | じゅりの七転び八起きな北京旅行(旧:みどりの果敢な北京生活)

書道展があるので見に行きませんか」と誘われ、車に乗せてもらって着いたのは「厚朴中医」。朝陽区の一番南に位置する。周りは何もない。非常に大きな公園の中にある。

 

 

ここは中医の診療所であり、中医の医者を養成する学校でもある。その生徒は中医に繋がるさまざまなことを勉強していて、そのうちの一つ、書道の成果展として「黄帝内経」を書いたコンテストがこれから行われるその展示会。

 

『黄帝内経』(こうていだいきょう)は現存する中国最古の医学書。前漢代に編纂され、『鍼経』と『素問』の合計18巻と伝えられている。その内容は散逸して一旦は失われたが、762年唐の時代に王冰の表した『素問』と『霊枢』が伝えられている。原本は残っておらず、さまざまな写本が存在する。

<wikiより。もっと詳しくはここへ

 

厚朴首届抄经作品展 2月2日-5日。

 

 

 

 

 

 
『黄帝内経』はあまりにも古い文献なので内容が数種ある。一番権威の内容と、代々伝え聞いてきた人の内容を照らし合わせて、ここの徐院長がまとめ、自身の補足訂正も併せて、色別にして出版した。それを筆で出品者が書いているというわけだ。
 
黑色……两书共有
绿色……玉冰版独有
红色……三申版(白云观道家)独有
蓝色……老师增补 券后文衔接错别字纠正
 
 
今回の出品者はここで医学を学ぶ人であり、書家ではないのに、まあ上手な人、たくさんいるな。

 

 

上のほうに掛かっていたのは、過去の卒業生60人が少しずつ書いたという。

 

作品すべてに作品名、書いた人の名前、年齢、職業も書いてあった。教师,工程师,炒股,居家など、言わばアマチュアがほとんどだったけど、見応えあった。

 

良寛が嫌いなものとして、「歌詠みの歌、料理人の料理、書家の書」を挙げているのを私は長いこと理解できなかった。インスタをやるようになって、少しわかる部分もあるなと思った。書家ではない人、デザインを学ぶ人の筆で書いた字で面白いものがある(ひどいのもあるけど)。あとプロの書家は技術が高いけど、毎日毎日毎日同じ風格の字をアップしている。語句が違うだけ。発表する意味はあるのかな?と思う。展覧会もそう。毎年同じ調子で出す。「何書いても一緒」を私は避けたい。

 

参観を終えてお昼。またまた車に乗せてもらって割と近い、亦庄へ。陕西菜

 

4人で134元。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 北京情報へ

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ