サクラ サク | 北京にいないみどりの果敢な北京生活

6月7、8日に高考を受けた息子の点数が発表(查分)になったのは、6月23日。出願から何から何までオンライン上で行うのだが、点数を知った後は第8希望まで大学と学科を入力(填报志愿)。それが6月25日8時から29日20時まで。

 

去年大学に入った友人に、予備校の友達に、いろいろ尋ねて、パパも郊外から呼んで相談しつつ決めて、最後は予備校の先生に「これでどうでしょう」と確認。そして第8希望まで埋めた。一回入力しても期限内なら変更してよい。

 

その後、結果がいつ出るのか息子に聞いても「わからない」と言う。こういうの、ほんと止めてほしい。発表日なんて絶対決まってるはずだ。私はネットでこれを見つけた。

 

 

本科が日本でいう四年制大学で(中国に二年制の大学はない)、专科は専門学校だと思ってもらっていい。息子は先週から上海へ旅行に行っていたのだが、微信で7月6日にこの表を送って、「これ見たらいつなのかわかるよね?」と聞いたのだが、「不知道」。なんでやねん!でも、7月6日の時点でまだわかってないということは、一行目に該当しない。そして次なるは二行目の15日かとドキドキしていた。

 

13日だったと思う。「パソコンついてる?」と息子が聞く。ゲームも動画もすべてスマホで見ているから、パソコンを開くということは結果を見るのかといちいち敏感な私。そして「ママ、決まったよ」。大学名を聞いて、涙が出た。嬉しくて。

 

希望は高望みから滑り止めまで8校書いた。下から二つはちょっと嫌だなと私は思った。まあここまで書けば、どこかに入れるとは思った。もう浪人はしたくない。

 

なんで今日だってわかったの?」と聞くと、「群で今日結果がわかった子がいたから」。予備校のグループ()で情報を得たらしい。上の表からいうと、普通に受験した大多数の子は16日なんだよね。うちは芸術系だから違って早かったようだ。

 

それにしても、戦争が終わった。心からそう思う。私は何もしなかった。だって2年間予備校に住み込みで、このうちにいなかったんだから。でも喜怒哀楽を共にしたという実感がある。

 

長かった。本人メンタル強くないし、親としても気が気じゃなかった。

 

よかった。決まって、本当によかった。不本意にも希望した美大ではない。総合大学で専攻は「设计」(デザイン)。大学によって違うんだけど、息子の行く大学のその学科は採るのが70人、北京戸籍は5人と振り分けられている。大学によっては「设计」が北京戸籍一人というところもあり、狭き門。大学の数も多いけど、何しろ人口多いから。

 

受験戦争やっと終わった。息子ちゃん、よく頑張ったよ。こうやって字を打つ私、再びウルウル。友人には多大なるご心配かけた。終わったから。決まったから。中国では成人だし、もう親としては何もしなくていいよね。

 

え?次は娘の就職?私は知らん!