皮膚のお話の続き。

角質層は、表面の外部と触れ合ってる部分。

ここの細胞は、すでに細胞としては
死んでいます(核がなくなっています)
なので、アカとして落ちます。

この層は、外からの刺激をガードする
大事な役割があるので、昨日
『拭き取り化粧水とかでの拭き取りは不要』と言った、理由の一つでもあります。

表皮層の下から2番目の部分が、
若い細胞で(一番下は、分裂する細胞)、
それがだんだん歳をとっていって、
細胞としては死んで、表面近くにいて、
しばらくすると、剥がれ落ちます。

化粧水とか、クリームって基本的に
角質層(死んでる細胞の層)にしか
浸透しないって言いますよね。

なぜかというと、もともと扁平上皮は、
外からの刺激から守るための城壁です。

そんなに簡単に城壁を突破して、
外部のもの(化粧品)が、
侵入してもらっちゃ困るのです。

足の裏の角質が分厚いのは、
それだけ刺激が加わるから。
刺激から守ろうとしている。

乳頭部の角質層が厚めなのは、
身体の外側に飛び出てる部分なので、
擦れたりする影響かなと思います。

外からの刺激から守るために、
適度な角質層の厚みは必要です。

角質層が剥がれてしまうと、
表皮層の中にいる、見張り役の細胞が、
敵を探しに表皮層の近くまで出て行って、

敵の一部を持って、
真皮の中のリンパ管の中に入り、

リンパ節へ持って行って、
リンパ節の中にいる、リンパ球に

『こんなんおったで!やっつけて』と
言いに行ってしまいます。






表面についていた敵が、
悪い細菌などの、本当に戦わないと
いけない奴らなら良いんですが、
例えば化粧品とかだと、
それを敵だと認識してしまって
アレルギー反応の原因になります。

なので、皮膚の表面が荒れている時は、
皮膚科へGOです。
化粧品などでなんとかしようと思うと、
それにアレルギー反応を起こしてしまうことにもなりかねません。

要注意。

そして、乳頭部の皮膚のチェックも
欠かさずしましょう。

その理由は、このブログにありますが、

次回はこの話、乳房パジェット病について詳しく、お話しします。

去年の夏、かかとがガッサガサになり。裸足で家の中をウロウロしていたのが良くなったらしい。お風呂上がり、間髪入れずに保湿して、ベットベトやけも靴下履くようにしたら、ツルリンコになりましまお願い