尿の通り道である、腎盂、尿管、膀胱、尿道、にできる尿路上皮癌の見つけ方。
◯見た目に赤い尿が出た
◯尿検査で顕微鏡的血尿がある
この場合、尿路上皮癌をどうやって
見つけに行くか。
それは、細胞診です。
自然尿といって、普通に取った尿を、
高速回転して、入れ物の底に、
細胞成分を沈ませて、
細胞だけを取り出します。
それを顕微鏡でみて、悪い細胞がいないか、
探します。
悪い細胞がいたら、それが、
どこに巣を作ってるのか、
腎盂、尿管、膀胱、尿道、
尿の通り道のどこに巣があるのか、
更に詳しい検査をしていきます。
たまーにですが、尿の通り道の近くの臓器、
つまり、前立腺や直腸や子宮に癌があって、
それが尿に混じってくることもあります。
自然尿の細胞診や、尿の検査で、
良いところは、患者さんへの苦痛を伴うデメリットがないところ。
検査って採血一つでも、針を刺すっていうデメリットがありますよね。
胸部レントゲンは放射線被曝がゼロじゃないし(ほぼ無視できる程度だけど)。
そういうデメリットが、尿検査にはない。
でも、他のデメリットはあるので、明日詳しく話しますね〜