今までHER2スコア1と、スコア0って、その後の治療に影響がなかったので、そこまで重きをおいてませんでした。

ある新しい薬が出てきて、
HER2スコア1とするか、
HER2スコア0とするかによって、
使える治療薬が変わってくるわけなので、それはそれは、じっくり見ざるを得ない。

学会でもセミナーが開催されたり、
検査に使う試薬の会社が出してる説明書を読んだり。まぁ、でも、実臨床に勝るものなし。

何が言いたいか、というと、
HER2判定は乳がんをよくみている、
慣れている、そして、乳がんへの想いが強い病理医がやるべきと思います。
勝手に思ってるだけやけど。

だって私は、膀胱癌には興味がない。いや、診断しますよ。しますけど、『うーん、難しいなー』っていう症例は、あっさり、専門の◯◯先生に頼もう!ってなりますもん。
けど、きっと、私みたいな病理医って、少ない。
立場も性格も含めて。

トリプルネガティブの乳がんで、
現行の抗がん剤治療が効かなくなった場合の、 
大切な治療の選択肢であるエン◯ーツ(治療はわたしの本業ではないので隠します)
が使えるかどうかは、
病理医の判定に委ねられている。
意外にみんな、知らないけど。

なので、場合によってはセカンドオピニオンも含めて、何人かの病理医の目を通すことも考えてもいいのかもしれないと、わたしは思います。

ちなみに、エン◯ーツに関しては賛否両論あるようなので、、、わたしのボスは、あまり意欲的ではなさそうだった。
治療に関しての話は、詳しい専門の乳腺外科医や、化学療法を専門にされている医師にしっかりと話を聞くのがいいと思います。

↓一応エン◯ーツがのってるみたい