5月2日から始まったHPVシリーズ第5弾です。

 

HPVってね、
女性の80%が、一生涯で、どこかのタイミングで感染するんです。


この感染者の90%は、自分の免疫で3年ほどかけて、ウイルスを消し去ります。

そして残りの10%は、HPVウイルスが身体の中に残っています。

でも、この人たち全員が病気になるか?というと、そうではなくて、

この中のさらに10%が、治療の必要な、HSIL(我々玄人はハイシルとよみます)という病変や、癌になります。

こうみると、感染者の中で、治療が必要になる人は、かなり、頻度としては低いんです。命に関わる、浸潤癌になる人は、HPV感染者の0.2%といわれています。

 

そんな状況だけれど、患者さんの数が多いのは、いかにHPVの感染者が多いか、

ということ。

HPVワクチンは、

0.2%の確率でかかる可能性のある、命に関わる癌を予防する、という目的。
そして、人から人へうつる感染症なので、感染を広げない、という目的。

この2つがあると思いますが、現在の日本では前者のみに重きが置かれています。
なぜなら男児は定期接種の対象ではないからです。

じゃあ我が家にいる、子供4人(男子3人含む)には、打つの?打たないの?

について、明日に続きます。

 

↓子宮頸がん検診の要は、細胞診。必ず診断書にサインをするので、ペンにはこだわりが。めっちゃ書きやすくて可愛いのでお気に入りです。百均のボールペンで十分と思ってたけど使い始めたらやめられない。文房具のかっぱえびせん状態。