5月2日から始まったHPVシリーズ第3弾です。
HPVが、性行為感染症(口腔性行為含みます)で、人から人にうつるウイルスだと、昨日お伝えしました。皮膚の接触でもうつる。
と、いうことは、どこに病変ができそうか、考えていくと、
外陰部、肛門、膣、子宮、陰茎、陰嚢、口腔、喉、皮膚、、、、、
至る所に病変が出来そうなんですが、ここに絡んでくるのが、人間の体とウイルスの攻防。
つまり、人間も免疫があるので、そう簡単には病気を作らせません。
またウイルスの感染しやすい場所が決まっているのです。
これをまとめると、重要なのは、「がん」の出来やすいウイルスの種類と、場所になります。
「がん」になりやすいウイルスの種類が、HPV16とHPV18
「がん」になりやすい場所が、子宮頸部という、子宮の入り口付近です。
このほかの種類(HPV31, 33, 45, 52, 58)も、「がん」を引き起こす可能性がありますが、HPV16と18で子宮頸がんの70%を占めています。
「がん」になりやすい場所は、子宮頸部以外にも、肛門や中咽頭(のどのゴックンとする部分)があります。
(実際わたしは顕微鏡で、他の部分にも、HPV関連を考える病変を目にしたことがありますが、データは集まっていません)
この、HPV感染を予防する方法として、ワクチンがあります。
ワクチンには、3種類あります。
この3種類は、予防できるHPVの種類が違います。
ワクチンの種類の詳細は、明日に続きます。
GW中に終わるかな・・・
↓喫煙は、免疫力を下げ、ウイルスの持続感染状態になる可能性が高く、「がん」にかかる確率が上がります。喫煙は万病のものです。禁煙しましょう!禁煙の助けになるかな?最近の流行ですよね。CBD。私は喫煙しないですがリラックス効果が気になる。