その後、カラカラに炒ったものが、健康ごぼう茶です。
この瓶に入っているのが2本分のごぼう茶ですが、少ないですか?
ごぼうは切り干し大根と違って、半日もあればすっかりと乾いてしまいます。
ささがきは大きめにした方がいいですよ。
それをじっくりと土鍋で炒るのですが、日なたの匂いがするというか、なんとも言えない香りがします。
炒ったものを口に入れると、ごぼうの中に、ほのかな甘みを感じられます。
これだけでもおやつになってしまいそうです。
これを煮出して飲む方もいらっしゃいますが、急須にお湯を入れて出すだけでよい香りとほのかな甘みを含んだ、おいしいごぼう茶が飲めます。
ちまたでは若返りのお茶、肥満改善のお茶、などといわれていますが、さてどうでしょう・・・
私自身はやせてもふとってもいませんが、冬の間は代謝も落ちているので、ちょっとすっきりしたい気分です。
腸の働きが悪くて便秘気味な方は、繊維質の多いものがかえって消化しきれずに逆効果になることもあるようですが、こうしてお茶にしたらどうでしょう・・・
ごぼうは根菜類の中でも陽性さの強いものです。
効果として体内の老廃物を溜めずに排出してくれるとはいえ、体を緩めるとは言えません。
なので、お日様をたっぷり浴びて乾燥させ、それを火にかけてしっかりと炒った状態のものを、お茶として飲む分には、水分という陰性さが体を緩めながら、ごぼうの陽性さを体に届けてくれるのではないでしょうか・・・?