無意識
駅の中、歩いてた。
出勤するために。
ちょっと疲れ気味の体だったので
不思議と
階段じゃなくって、
エスカレーターに乗ろうとしたそのとき、
目の前の
ベビーカーが
エスカレーターから
転げ落ちた。
僕はそれを受け止めなきゃって
いや、
そんなことも考える間もなく
走り出していた。
が、
僕がキャッチするでもなく
そのベビーカーはストップした。
中には
赤ん坊も乗っていなかった。
ほっ、
よかったぁ。
で、思い返した。
誰かに優しくしたり、
誰かを助けようと思う時、
これくらい無我の中で、
接する事ができればいいなって。
人間ってホント色んなこと考えちゃうから、
やっぱどっかで、
嫌われたくない、だとか、
いいトコ見せたい、とか、
人によく思われたい、だとか、
いつの間にか入り込んでいて、
何も考えないでできることもあるけど、
たまに
そんな部分を彷彿させる自分みたいなところを
出してる自分に気付くときもあるんだ。
気付けばそうしてた。
そんな風に自分の体が動けばいいって思った。
誰かが溺れていて
助けにいって
共倒れになってしまうニュースを思い出した。
溺れている人は
必死に
藁をもすがる思いなので
しがみついてくるために
助けられないという話だ。
けど、
何も考えないで
飛び込む人、
きっと
たくさんの優しさの中で
生きてきた人なんだと思った。
ちょっとすげぇって
思った。
まだまだだなって思った。