世界を相手に活躍するために | バイリンガル・コネクションズ社長のブログ

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今日はこんな事考えてました日記

嬉しいニュースが飛び込んできました。「長友インテル イタリア杯優勝!」

「長友インテル」と書く事については、疑問が残りますが、それは今回置いておくとしましょう。



ほんの十数年前の1998年に日本はワールドカップへ初出場し、中田英寿がイタリアへ旅経ちました。

その頃のサッカー界にとっては、日本人選手が海外へ(ましてやイタリア)へ移籍する事は、宝くじで一等を当てる位の衝撃でした。

私も録画放送だったにも関わらず、寮の室内アンテナをつけた、半分砂嵐状態のテレビに噛り付いて観戦をしていた事を記憶しています。

そしてゴールを決めた日には、翌日のスポーツ新聞を買いあさり、友人に何故か自分の事のように自慢していました。



今では「商業目的」と言われて行く選手は皆無。実力で移籍する選手が多くなりました。そして向こうへ行っても、香川選手や本田選手のように、結果を出せるようになってきたのです。

なかにはオランダのVVV(チーム名)のように日本人が複数所有しているチームさえあり、週末には日本人選手が出ていない試合を見つける方が難しくなってきました。

また日本代表も”海外組”でチームが出来てしまうところまで来たのです。まさにこの10年余りで、夢とさえ思えた事が現実になってきているのです。



これらの選手が”海外で成功するために必要な事は?”との問いに、ほぼ全員が口を揃えて言う事が、”積極性”です。


海外に行けば、サッカーの技術ももちろん必要ですが、積極的に物事を行う事が必要とされます。いくら上手でも、ボールは待っていても来ません。何故なら積極的にアピールをする事によって、向こうの人達に認められ、ボールが回ってくるからです。



実はここにサッカーだけでなく、”日本人が世界を相手に成功するヒント”が隠されているのです。

日本企業のトップに外国人がいる事はよくあります。しかし、外資系企業のトップに日本人がいる事はほとんどありません。これは決して、我々日本人に能力がないからではありません。答えは単純明快。能力があっても、英語が出来ないからです。


ではどうすれば英語が話せるようになるのか。日本人には知識がないのか?いや、それも違うと思います。多くの方が高校や大学まで英語を学んでおり、相当の知識は持っています。しかし、それを使う事をしていない。また間違えてはいけないという強迫観念のようなものを持っています。

しかし、言っている内容がブレなければ、文法的に多少間違ったり、発音がネイティブのようでなくても良いのです。重要な事は、それを”積極的に”相手に伝える事です。

いくら素晴らしい案を持っていても、相手に伝えなければ宝の持ち腐れです。そしてそれを相手に伝えて認められて初めてボール(チャンス)は来るのです。



私はこの10数年で日本サッカーが変わったように、日本人が世界を相手に活躍できる日が必ず来ると信じています。



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