よく「日本の学校でやってる英語なんて実践的じゃなくて使えないよ」と聞く事があります。
この発言は正しいのでしょうか。
YesかNoで答えるとしたら。私はNoではないでしょうか。
確かに、「そんな硬い言い方は普通しないかな」というものもあります。
ただ、通じない英語なのか?と言われるとそうではないでしょう。
私は、その様な表現を学んだ上で、他にも色々な表現や言い回しがある事を理解する事が重要だと思っています。
例えば初対面の方と挨拶をするとき、学校では、
「Hello, my name is ○○. Nice to meet you.」のように習うと思います。
もちろん間違いではないですし、通じます。
しかし、100の出会いがあったとしたら、その内何人がこの通り話すだろうと考えると、違う表現を知っておく必要性を感じます。
それを裏付けしてくれたのが、Up in the Airと言う、ジョージ・クルーニー主演の映画でした。
ジョージ・クルーニーは、首切り代行会社の社員としてアメリカ中を飛び回り、リストラを宣告するのですが、そこへアメリカの超名門校のコーネル大学を卒業した新卒女性が入社してくるのです。
彼女はネットを介して首を切る方が効率的だと、そのシステム導入を提案。それに対してジョージは、人の人生に関わる事なので、ネットでのリストラ案には大反対。
結婚の是非についても対立する二人だったが、強制的に彼女の教育係となったジョージは、彼女と接している内に家族を持たず飛び回る人生について考えさせられることになる。
と、映画の紹介になってしまっていますが、この英語の中で、初対面で挨拶をする場面があります。
そこで使われていた表現が、
「Hi, I'm ○○. It's a pleasure to meet you.」
先述した表現とは違いました。
この様に、まずは一つの言い方を覚え、それを踏まえた上で他の表現方法(口語的、文語的、より自然等)を習得して行くことが、より実践的で伝わる英語を身に付ける事ができるのです。
この様に、我々のレッスンでは、現に英語圏で使われている表現を多く取り入れており、より自然に、よりスマート(日本で言うスマートです)会話をするための表現を学んでいただく事が出来ます。
ちなみに上記の映画ですが、日本語タイトルでは、「マイレージ・マイライフ」だったと思います。なかなか面白いので、機会があれば是非!