だうも、おちゅかれマンモス!
昨日の記事で、戦争を経験してない政治家が・・・とか書いたら、アンタは戦争を経験したことがあるのか!?って言われてしまいました。
もちろんありません。私は戦後生まれですから。でもね。我々アラ還から上の世代は、親が戦争を経験していますよね。ですから、小さい頃からそんな話を聞かされていたと思います。
今の若い人たちでも祖父母や曽祖父母から、そんなことをきちんと聞かされている人も居るだろうし、広島・長崎・沖縄なんかだど、若い人でも第二次大戦のことは、よーく知っていると思います。
私の母は戦争中は女学校に通っていたらしく、授業がなくなって校庭を畑にして芋を植えたとか言っていました。軍需工場は近くになかったから、そこへはいかされなかったみたいだけど。
父は3年ぐらい兵隊の取られていたみたいで、本当なら南方で戦死したハズだったみたいですが、幸か不幸か盲腸になって、手術になったから陸軍病院に入院中で免れたとか。同期はみんな戦死したと言っていました。
ですから、小さい時から戦争の話はイヤと言うほど聞かされました。母方の祖父母の家の裏が、当時某大きな工場だったらしいのですが、そこが空襲が全部焼けたとか。意外と見ているときは綺麗だったとか。
と言っても、小さい頃は別に何とも思いませんよね。私が生まれたのは高度経済成長期ですから、食べるものをたくさんあって、貧乏でしたが、一応食べるのには困らなかった。
ですが、祖父母の家に行くと、ごはんの時間になると、やたら『もっと食べなさい、もっと食べなさい』って言われるんです。小学生ぐらいまでだと、そんなに食べられないのにね。
その時は、『おばあちゃんのところに行ったら、もう食べられないのに、もっと食べ、もっと食べっていわれて困る』とか言ってました。
が、『ガラスのうさぎ』を読んで、初めてその意味がわかったんですよね。戦争中は本当に食べるものがなかった。お金を出してもない。って言う状況だから、平和な世の中になっても、食べられるときにはたくさん食べさせたいってことみたい。
そういうのって、本当に経験しているかどうかですよね。この歳になって、やっと平和のありがたさを実感できるようになったんですけどね。
ちなみに、『ガラスのうさぎ』はちょうど我々の世代って、名前は知っているけど、読んでない人も意外といるみたい。私も実は最近初めて読みました。
というのも、1978年とか1979年に文学賞を受賞しているから、その後から小学校では推薦されるようになったみたい。
その頃の僕ちゃんって、部活やったりバンドやったりしていたから、文学少女少年じゃないと読まないですよね。教科書にもまだ載ってなかったし。
ですから、我々よりもう少し下の人たちだと、バッチリその時代だったでしょうし、またもう少し上の世代だと、逆に東京大空襲のノンフィクションってことで、読んだ人も多いみたいですけど。
まあ、何にしても、とにかく平和な日本が(世界も)続くように、良からぬことを考えている輩には目を光らせておく必要があると思っています。
では、健康の為、食べ過ぎには注意しましょう。お大事に。