1.定義
ダウ・ジョーンズ社が米国の様々な業種の代表的な銘柄を選出し、平均株価をリアルタイムで算出したもの
同社が算出する株価は、一般的に「ダウ平均株価」と言われ、具体的には以下の4種類が算出される。
(1)ダウ工業株30種平均:これが最も有名で、「ダウ平均」「NYダウ」「NY平均株価」等と呼ばれる。
(2)ダウ輸送株20種平均
(3)公共株15種平均
(4)上記3種類をあわせた、ダウ総合65種平均
2.目的
株式市場の動向を把握する
3.調査
・調査名称
・調査時期 毎日
・調査機関 ダウ・ジョーンズ社(民間の経済ニュース通信社)
・調査対象 NY証券取引所上場全銘柄のうち、代表的な30銘柄
・調査内容 上記30銘柄の株価合計を求め、その後割り算し、平均株価を算出
4.公表
・公表時期 毎日
・公表方法 インターネット、刊行物、その他閲覧に供する方法
※ダウ・ジョーンズ社 ホームページ → ダウ・ジョーンズ社
5.ポイント
(1)ダウ工業株30種平均について、
・実数値をみて、水準を把握し、ピーク時・景気悪化前と比較する
・前年(度)比・前月比をみて、傾向を把握する
6.備考
・ダウ・ジョーンズ社が1896年に算出し始めた、世界で最も歴史の古い株価指標であり、アメリカの株式市場を
代表する株価指標として、最も注目される
・銘柄を定期的に入れ替えているため、産業構造の変化に対応できる
・ただし銘柄数が限られているため、NY市場全体の株価動向を把握するなら、「S&P500」の方がよい
7.実際のデータ
別途掲載