よっぴーくんのベルギー1人生活 & 勝手にまねじめんと論 -28ページ目

よっぴーくんのベルギー1人生活 & 勝手にまねじめんと論

ひょんなことから、かわいい息子ちゃん、娘ちゃんと愛しの嫁さんと離れ、ベルギーで3か月間一人暮らしをすることに。日々の生活についてたんたんと語ります。また、会社生活でひょんなことから「まねじめんと」というものに遭遇。勝手な解釈でまねじめんと論も語ります

 トュルルルルル。トュルルルルル・・・。まだ、真っ暗な部屋の中、スマホの目覚ましが鳴った。眠たい目をこすり、スマホの目覚ましを止めて、二度寝・・・。また元気よく、スマホが鳴った。今度は、嫁さんからのコールだ。スカイプタイムだ。息子ちゃんと娘ちゃんの元気な声で目が覚め、聞き慣れた嫁さんの声で穏やかな気持ちになる。一度で二度おいしいとはこのことだ。しばらく、しゃべりながら、出発の準備を進め、まだ、暗闇の中、ホテルを後にした。


 なぜ、こんなに朝早く出たのか。それは、ノイシュバンシュタイン城が早く見たいからだ。名前をきっちり覚えたのはベルギーに来てから。。。この城に強い意識を持ったのは、小学生のころだったか?テレビの番組か何かだったと思うが、小さいながらに、鮮明なインパクトがあったことを覚えている。今回、ベルギーへの長期出張が決まり、図書館でベルギー、オランダ、ルクセンブルクの本、ドイツの本、フランスの本を読みあさっている時に、この城がノイシュバンシュタイン城といい、ドイツとスイスの国境付近、ロマンティック街道の最南端に位置することを知った。ベルギーから700km近く離れており、ベルギーに来る前はあきらめかけていた。まさか、ここまでくるとは・・・。


 いよいよ、出発の時。車の鍵を開け、愛車メルセデスベンツ(何度の言うが会社からの借り物)のライトがまぶしく光る。車に乗り込み、前日のうちに設定していたナビをON。さあ、出発だ。高速に乗り、ウルムからあと100km。途中から山道に入り、かなり濃い霧が出てきた。速度を落とし、前の車のテールランプを頼りにひたすら走る・・・。


 どのくらい走っただろう。ふと、ナビに目をやると、あと20km。山道を下り、カーブを曲がると、目の前に広がった景色。思わず、スマホを手に取り、運転中にパシャリ。



 暗闇の先に、雲一つない空のもと、うっすら太陽の光に照らされれている。そう、アルプス山脈だ。本物だ。頭は雪をかぶっている。はやる心を抑えられず、クルーズコントロールを+10km/hr。そう、ここはドイツのアウトバーン速度制限はない・・・。+10km/hrといっても、たかだか、140+10で150km/hrだが・・・。しかし、肌寒い。車の外温計は1℃。真冬じゃないか!


 高速を降り、ふと、お腹が空いたことに気づく。ガソリンスタンドでガソリンを補給し、ガソリンスタンド併設のお店で、パンとチーズ&生ハムを購入。これまた5ユーロ程度。食べながら、走ること15分。ようやく、ノイシュバンシュタイン城のふもとに到着。外はうっすら明るくなっている。4月からはチケット購入が8時からだ。到着したのは7時30分。早めにチケットセンターに並んだ。


 なんと、前日の3時までなら、ネットで予約できるとのこと。とっておけばよかった。まあ、周囲には10人程度しかいない。余裕だろう。時間の関係上、今回は、ノイシュバンシュタイン城だけにした。そのほか、もう一つお城が、あと博物館がある。というのも、チケットセンターから、ノイシュバンシュタインまでは徒歩40分(早歩きで30分弱で上がった)。グループ毎に入るらしい。僕は9時10分からのグループだ。今が8時15分。急いで上がらなければ。ノイシュバンシュタイン城の中は、40分。その後、15分かけて、もっとも、ノイシュバンシュタイン城がきれいに見えるというマリエン橋に移動。城を見た後、40+15分かけて上った道のりを降りなければならない(後で気づいたことだが、ミニバスと馬車が運航しているらしい)。そうすると、もう昼前だ。もう一つの城と、博物館を見ていたら、もう一日終わってしまいそうだ。ということで、ノイシュバンシュタイン城に集中することにした。


 霧が濃い。まだ、若干薄暗い。そんな中、上っている山道はこんな感じ。



少し晴れつつある霧と暗闇の森の隙間から、煌びやかに太陽が光を差し始めた。幻想的だ。道のりはまだまだ長い。周りが少し明るくなってきた。太陽の緩やかな木漏れ日が差し込んでいる。あと少しだろう。



 山道の途中でふと振り返ると、そこは天上世界。まるで雲の上にいるようだ。ノイシュバンシュタイン城の築城を指示したルードヴィヒ2世も毎朝、このような景色を見たに違いない。


 


 どれだけ上っただろう。ようやく姿を現したノイシュバンシュタイン城。。。まだ眠っているように感じた。


 さらに上り。ノイシュバンシュタイン城の目の前まできた。どの写真にも出てくるマリエン橋からの光景とは異なり、静かに、夜が明けるのを待っているように佇んでいる。中世騎士道に憧れ、それを具現化しようと、狂ったように、莫大な資金を投じ、精神異常の中、変死したルードヴィヒ2世を忍んでいるようにも感じる。



 そこから、左へと進み、いよいよ、ノイシュバンシュタイン城の門の前へと差し掛かる。城の後方から、もうすぐ太陽が昇るだろう。



 門をくぐり中庭へ。時計の針は、9時ちょうどを差している。

あと10分・・・。あと、10分のノイシュバンシュタイン城の中へ入る。