前回の記事より

 

・・実を言うと2015年秋冬シーズンは

「苦しみながらつくらないでください」

「楽しんでつくってください」

というような内容のお言葉を

ひとりからではなく頂いたのでした。

 

 

 

あうあう・・・!

 

 

 

あの言葉はおそらく

半分は優しさだったのだと思う。

 

 

そしてもう半分は

「求めているもの」だったんじゃないかな。

 

 

 

 

例えば、

一生懸命働いたり

家のことをしているお母さん。

いろんなことを抱えてがんばってる。

笑ってるけどつかれてる。

ときどきイライラしてたり

つらそう。

 

 

そんなお母さんを見たとき

私が子どもだったら

「そんなにがんばらないでゆっくりしてほしい」

って思うだろう。

それは相手がお母さんでも

大切な人でも、友達でも。

 

 

ゆっくりした時間を一緒に味わいたい。

それはとても自然な気持ちなんじゃないかな。

 

 

 

 

そして、私は

お母さんじゃないけど(笑)

お客さまがオーダーしてくださった作品に

魂をこめる大切な仕事を任されています。

 

 

そのことを考えたとき、

睡眠時間を削ることや

安い価格をつけること

たくさんつくることは

お客さまのためであるようで

実は一番大切なものを

大切にしていないことなのではないか

と思ったのでした。

 

 

 

 

私の仕事は

作品をつくることだけど

ただつくるだけじゃなく

自分の感性や心や体をフルに使える

生活や環境を整えることでもある。

 

 

誰かが整えてくれるのを

待っているんじゃなく

自分から求めていく。

 

 

そう考えるようになっていったのでした。

 

 

 

 

そして、整ったとして

お客さまになにが提供できるのか。

 

 

失敗しながら

考えつづけたのでした。

 

 

そして、今に至る。にへハート

急に終わった。笑

 

 

 

 

お客さまが求めているものを得られること、

作家がつくることで身を立てられること、

その方法を

今もあれこれ試しながら

考えつづけています。

 

 

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リニューアルのため

こちらのメニューはいったん終了させて頂きます。

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