タンポポの花は、1枚の花びらに見えるのは、実は1つの花。
たーくさんの花が集まって、ひとつのタンポポの花になってます、そんなおはなし。
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ひとつひとつの花には、それぞれ得意なこと、好きなこと、担当があるの。
歌うのが得意な花。
絵を描くのが得意な花。
踊るのが得意な花。
勉強が得意な花。
料理が得意な花。
ピアノを弾くのが得意な花。
パソコンが得意な花。
計算が得意な花。
など。
あと、昼寝が好きな花。
お風呂が好きな花。
研究するのが好きな花。
ぐうたらが好きな花。
とかね。
みーんなで、ひとつ。
役割はばらばら。
誰かが得意なことがあるから、自分の得意なことだけ、楽しんでおけばいいの。
できないことは、誰かが喜んでやってくれる。
でも!
綿毛になって、飛んでいくとき、
自分の得意なこと、担当、役割を忘れてしまう。
みんなでひとつだったことを忘れてしまう。
だから、
自分の得意なこと以外のものや、
いくつもの花の役割を、無理してしようとしてしまう。
自分で全てしなきゃいけないと思ってしまうし、
他の花のしていることを見て、自分にはできないと落ち込んだりする。
そんななかで、
自分の担当、役割を思い出す綿毛が出てくる。
その綿毛が、花を咲かせるの。
みんなで、ひとつの花を。
