お花見デートの後も、やっぱり彼氏とは休みが合わなくて、なかなか会えなかった。
こんなに会えないと、また会った時に些細なことでイライラしちゃう。
そしてケンカ
↓
彼氏がユナクさんに電話
↓
仲直りする
いつの間にか出来てしまった方程式。
こんな状態が続くのかと思うとユナクさんに申し訳ない気持ちで、いっぱいになった。
彼氏は、ずっとこのまま何かあるとユナクさんに相談し続けるのだろうか?
そう思うと今は良くても彼氏と、この先のことは考えられなかった。
今日の夜、私が有休取れたか彼氏に電話することになっていた。
今回は有休の申請をしなかった。
私はユナクさんに余計な心配は、もうさせたくないし別れる決意をした。
「私は遠距離向かないタイプだと思う。些細なことでイライラしちゃうようになった自分が嫌なの。ごめんなさい。」
本当の理由は他に、あった。
彼氏は私が想像していた以上にユナクさんに甘えていた。
だけどユナクさんも彼氏が甘えることを受け入れていた。
だから、そう考えると言えなかった。
彼氏は
「別れたくない」
と言った。でも一歩も引かない私に最後は
「わかった。今まで、ありがとう」
と言ってくれた。
その夜、眠る前
カカオトークのメッセージが来た。
ユナクさん!
『アンニョン^^』
ただ、それだけだった。
ーきっとまた彼氏がユナクさんに相談したんだろう。
そして私の話を聞こうと思ったんだ。
それを、わかってしまったからー
痛いほどユナクさんの優しさを感じたから返事は、しなかった。
もうユナクさんは私にとって
『彼氏と仲の良い先輩』
ではなくなったのだ。
もう関わりのない人なんだ。
私の前を通りすぎただけの人。
そう思うことにした。
その夜、初めてユナクさんが私の夢に出てきた。
オレンジジュースを飲みながらテンション高く笑っているユナクさん。
その笑顔が私の決断を賛成してくれているように感じた。
次の日の目覚めが良かったのはユナクさんのおかげだった。
つづく
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