最近アタマジラミの相談が続いたので、記事にしますね。
お子さんの頭を見ていて、「白い粒が髪に付いている…フケかな?それともアタマジラミ?」と不安になったことはありませんか?
実はフケとアタマジラミの卵(しらみ卵)は、とてもよく似ていて見分けが難しいのです。
今日は 「アタマジラミとフケの見分け方」、そして 「治療法」 についてまとめます。
🔍 アタマジラミとフケの違い
| 特徴 | アタマジラミの卵 | フケ |
|---|---|---|
| 大きさ | 約0.5mm(ゴマ粒より小さい) | さまざま |
| 色 | 白〜黄白色 | 白 |
| 付着場所 | 髪の毛の根元にしっかり接着している | 頭皮や髪にふわっと付いている |
| 動かせるか | 指でこすっても簡単に取れない | 軽く払えば落ちる |
| かゆみ | 強いかゆみを伴うことが多い | かゆみはあるが個人差あり |
👉 ポイントは「髪の毛にしっかりくっついて動かない」場合は しらみの虫卵の可能性が高い ということです。
🐛 アタマジラミとは?
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人から人へ接触でうつる寄生虫
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頭皮で血を吸い、強いかゆみを引き起こす
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決して「不潔だから」ではなく、子ども同士の密な接触(学校・保育園)で広がります
💊 アタマジラミの治療法
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専用の薬用シャンプーを使う
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市販の「スミスリン®シャンプー」などが有効
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1週間ごとに2回使用(卵には効かないため、羽化したタイミングで再度駆除する必要あり)
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専用のくし(ニットコーム)で卵を取り除く
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目の細かい金属製コームが有効
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毎日数分間、丁寧に髪をすくって卵を除去
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家族もチェック
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兄弟姉妹や保護者の髪も確認
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必要なら全員治療を同時に行う
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生活環境の工夫
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帽子・枕カバー・タオルは洗濯し、乾燥機で高熱処理
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くしやブラシも熱湯消毒
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ぬいぐるみなどは袋に入れて数日間密閉すると安心
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⚠️ 注意点
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卵だけ残るとすぐ再発します
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「自然に治る」ことはなく、必ず治療が必要です
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市販薬の自己判断が不安な場合は小児科や皮膚科で相談しましょう
✨ まとめ
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フケは「払えば落ちる」、しらみ卵は「髪にしっかり付いて取れない」
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アタマジラミは薬用シャンプーとコームで駆除する
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家族全体でチェックし、生活環境も一緒に対策することが大切
お子さんに「かゆみ」や「白い粒」を見つけたら、早めに気づいてあげることが安心につながります。
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