「食で病を治す小児科医」の視点から、肌荒れと“たんぱく質”の関係を医学的にやさしく解説します。結論から言うと――肌づくりの主役はたんぱく質。不足すると、がんばって保湿しても“肌バリアの土台”が弱く、炎症が長引きやすくなります。
たんぱく質は肌と免疫の“材料”
肌の角層を形づくるケラチン、うるおいを抱えるフィラグリン(からできるNMF:天然保湿因子)など、肌の構成要素はたんぱく質由来。さらに、炎症をしずめる免疫細胞や、傷んだ組織を直す修復システムも、材料はたんぱく質です。
不足すると…
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肌バリアが壊れやすく、乾燥・かゆみが悪化
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小さな傷からの感染リスクが上がる
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炎症が長引き、治りが「あと一歩」伸びない
お肌は“たんぱく質工場”。材料が足りないと、どんな名職人(塗り薬や保湿)でも最高の仕上げは難しい…そんなイメージです。
どれくらい食べればいい?目安は「毎食、手のひら大」
ポイントは“ドカ食いより、分散”。
1回でたくさんよりも、朝・昼・晩の3食に分けて“手のひら大”のたんぱく源をのせましょう。成長期の子どもは特に、こまめな補給が肌と免疫の安定につながります。
何を食べる?「卵・魚・肉・大豆」をローテーション
同じ食品に偏らず、卵・魚・肉・大豆をくるくる回すのがコツ。
やりすぎ注意:たんぱく質の“摂りすぎ”は、腸内環境の乱れや腎臓への負担につながることがあります。適量×種類のローテーションで、腸にやさしく続けましょう。
ローテーション例(1週間のヒント)
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月:卵…オムレツ+味噌汁の豆腐
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火:魚…鮭の塩焼き/鯖の味噌煮
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水:肉…鶏むねの照り焼き/豚しゃぶ
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木:大豆…冷奴・厚揚げ・納豆
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金:魚…ツナと豆のサラダ
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土:肉…合いびきミニハンバーグ(野菜たっぷり)
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日:卵+大豆…親子丼に枝豆をプラス
腸にやさしい調理で“しみない肌”を育てる
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スープ・煮込み:消化しやすく、腸にやさしい
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揚げ物連続は避ける:油が多いと腸が疲れやすい
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発酵食・食物繊維:腸内環境の味方(野菜・海藻・きのこを一緒に)
よくある落とし穴
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同じ食品ばかり(毎日ツナ・毎日卵 など)→ローテーションで回避
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加工肉に偏る(ソーセージ・ベーコン中心)→“素材に近い”肉・魚へ
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1食ドカ食い→3食こまめに
アレルギーと持病がある場合
食物アレルギーがある方は除去や負荷の方針を必ず主治医と相談してください。腎疾患など持病のある方も、個別の栄養量は医療者に確認を。
保湿・睡眠・環境ケアも“一緒に”が基本
栄養だけで肌荒れがすべて治るわけではありません。
外側(保湿・外用薬)と内側(食事・睡眠・ストレスケア)を両輪で。たんぱく質はその土台です。
まとめ(保存版)
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たんぱく質は肌バリア・免疫・修復の材料
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毎食“手のひら大”×3食で分散補給
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卵・魚・肉・大豆をローテーション
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腸にやさしい調理で続けやすく
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アレルギー・持病は主治医と相談
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