はしか(麻疹)の患者さんがでた!とニュースで
大々的にやっているようですね。
ネットニュースでちらっとは見ましたが・・・
(我が家にはテレビがないので、世の中から
隔離されています・・・)
【情報】
潜伏期間:約10-12日
38度以上の発熱、咳、鼻水、目の結膜の充血、目やにが数日続き、
いったん37度になり、また発疹を伴う高熱が4-5日続く。
発疹が出る2日前から口の中にKoplik斑がでるので、
そこが普通の風邪とはしかの見分け方。
でも、プロでも少し難しいですね。
明らかに発疹がでたら、確実に分かります。
麻疹の発疹はこんな感じ↓
Koplik斑
肺炎、中耳炎、クループ、
脳炎(発症した患者さん1000人に対して0.5-1人)
を合併することも。
【発生動向】
2015年:35人
2016年:165人
2017年:186人
2018年:282人
2019年:744人
2020年:10人
2021年:6人
2022年:6人
海外からの持ち込みがほとんどなので、
コロナ中は感染者数は激減してますね。
ワクチンを接種すると95%は抗体を獲得しますが、
5%は抗体ができない方もいます。
あとは、持続時間がどのくらいかは分かりません。
風疹のワクチンを打っていたのに、
妊娠時の風疹抗体価がなくなっていた人もいますよね、
それと同じです。
ちなみに、私は2001年に医師になってから、
2人だけ麻疹の患者さんをみました。
高校生で肺炎で入院しましたが、
点滴、抗生剤の投与で元気に退院されました。
はしかはウイルス感染なので、特効薬がありません。
基本対症療法で、自分の免疫力でウイルスをやっつけるのを待ちます。
症状から分かるように、最初の頃は風邪と区別がつきません。
昔の人は、発疹がでる風邪という捉え方でしょう。
大切なのは、自然治癒力を損なわない日常生活
だと感じます。
すでにワクチンが買い占められているようで、
卸さんから入ってきません。
毎日、疲れをためないように、栄養のある食事と
しっかり運動、睡眠をとってくださいね!