行方不明者 | 因果な稼業

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昨日、フェースブックで出会った写真です。


知り合いのラーメン屋さんで掲示されてました
不明者のお父さんが涙流しながら貼らせてくださいと…
シェアしていただければ幸いです」


富山に住む黒崎さんという方が載せられ、いろんな方のシェアを経て、私も見ることになりました。

まだ少年の面影を残す写真の大学生の顔を見ていると、家族の方たちの心配が痛く伝わってきました。



昨日、この写真を見る直前に、行方不明者の届けについて調べたところでした。

警察に届けられる行方不明者は、全国で年間八万人を超えます。

その内、事件性が薄いと警察が判断したものは、「家出人届け」として扱われます。

八万と云う数からすれば、致し方無いとも思いました。

しかし、行方不明者の家族にすれば何とか探し出してほしいという思いは痛切でしょう。


この大学生のケースも八万分の一でしょうし、

自費の新聞広告で、尋ね人欄には毎日多くの家族の思いが綴られています。


張り紙には、お父さんの連絡先も記してあります。

中には、商売や悪意の連絡が届くことも残念ながら世の常です。

それでも探し出したいという家族の思いは、藁にもすがるものでしょう。


吉田勇紀君が、一日も早く家族の元へ写真の笑顔で帰ることを願います。