自分は運が強い。
常にそう思って生きている。
別に宝くじに当たったとか、そんな経験はないけれども。
いろんな面で、とにかく運が強いと思うことがよくある。
しかしその反面「不良品に当たる確率」も半端ない。
家族も認める高確率だ。
あたしが使うことになるパソコンの液晶は、かなりの確率で「色抜けドット」がある。
「稀に、液晶にドットがありますがこれは品質に問題ありません」
と注意書あるが、あたしからしたら「稀ちゃうやろ!」となるのだ。
食品の異物混入もザラ。
パンから製造工程に使用するのプラスチックのかけらが出てきたり、タコ糸が出てきたり。
オシャレなランチで食べたハンバーグの中に、明らかに食べられない固い異物があって、お詫びに…と友達と2人分のデザートをいただいたこともある。
買ったばかりの手帳を家で開けてみると、表紙と中身が逆さまにセッティングされていたことも。
4色あるうちの、しかも奥の方から取ったのに!
そして携帯電話。
2年持ちこたえたことがなく、今回初めて何事もなく2年が経ったのだ。
前の携帯は初期不良。
4回修理しても治らず。
ショップ店員は頑張って上の人にどうにかするように直談判してくれたのに、イシアタマな上の人はなにもしてくれず、どうにもならず。
腹が立って、解約して会社ごと乗り替えた。
4万円の割賦金が残ってたけど。
一括で払って解約。
で、今は快適に2年が経過。
一度も壊れてないし、困ったことは特にない。
こんな風に高確率に不良品と出くわしながら、平穏に平和に暮らしている。
こうやってプチプチと小さな悪運に当たっているから、大きなとんでもない悪運には巡り合わないんやと信じている。
昨日、家族のリクエストに応えて買って帰った某ファーストフード店Mの、期間限定バーガー。
帰って蓋を開けたら、キャベツやレタスが全く入っていなかった。
完全な入れ忘れ。
またしても、規格外を渡された。
やっぱりかという気持ちと、呆れた気持ちがガッチャンコ。
「ほんまに高確率やな」
家族の苦笑いが食卓に響く。
そんな我が家は、今日も平和です。
法事やお葬式に、青空が似合うのはなんでやろう。
晴れているからこそ、青いからこそ、悲しみや切なさが浮き彫りになるのやろうか。
一回忌。
そして納骨。
土曜日は、じさまのお骨があの家で過ごす最後の日だった。
じさまがいなくなって、広い家に一人で暮らしているおばあちゃん。
法事の前日から泊に行って、じさまの写真を食卓に置き、家族みんなでご飯食べながらわいわい盛り上がった。
楽しかったから、
「今日で一緒にいられんの、最後やなぁ」
って、おばあちゃんは写真に向かって泣いた。
あたしは泣けなかった。
泣かないって決めてたし、それに最後な気がしなかったから。
「じさま」ってのは、おじいちゃんの愛称。
モチモチの木っていう、絵本に出てくる「じさま」と「豆太」。
小学生の頃、国語で習って朗読をして聞かせたら、おじいちゃんが気に入った。
それからずっと、おじいちゃんは自らを「じさま」と名乗った。
富野に住んでるから、富野のじさま。
日曜日は、朝から春がやってきたみたいな天気だった。
変な沈黙がイヤで、親戚が集まるまでの間、テレビをつける。
いいとも増刊号。
法事の行われる30分前には似つかわない楽しい内容が繰り広げられている。
見逃して悔しい思いをした、金曜日のテレフォンが始まった。
待ってました。
しかしちょうどその時、親戚がやってきた。
実家でちゃんと録画してきたから、テレビを消して親戚を迎え入れる。
一瞬華やかになった頭に、黒い服の親戚が入ってきて我に返る。
一回忌の法事を済ませ、お寺に向かう。
じさまのお骨は、従兄弟が抱えて運んだ。
新しいお墓。
まだ、白い布が巻かれている。
今日からじさまは、ここに眠る。
青い空から、春みたいな陽射しと、まだ冬だと思わせるキンとした空気があたしを刺す。
おばあちゃんが言った。
「最後に、おじいちゃん持たせてもらい。もう、お墓に入ってしまわはるで」
その言葉にハッとし、従兄弟からお骨を渡してもらった。
ぎゅって抱き締める。
おじいちゃん。
あたし、生涯の目標が出来たよ。
一生、言葉を扱う仕事をするって決めた。
物書きに、作家になれるように頑張る。
おじいちゃんの血を引いて、やっぱりこの結論に辿り着いてしまったわ。
だから、見守っててね。
おじいちゃんに、心で話し掛けた。
その瞬間、涙が堰を切ったように溢れる。
泣かないって決めてたのに。
止まれ、止まれって呪文も効かない。
空が青すぎて。
陽射しが春で。
それが余計に涙を増やした。
あたしはこの瞬間を、避けていたんや。
こうなるってわかっていたから。
この一年、ずっと「大丈夫。泣いたらおじいちゃん困るやん」って家族の前で笑ってたんや。
初めて見る納骨の儀式は、不思議なものやった。
女性の住職さんが、真新しいお墓にたくさんの魔法をかける。
そして、じさまはその中に入った。
豆太は、具合が悪くなったじさまのために、勇気を振り絞って暗い夜道を走りお医者さんを呼びに行く。
弱虫ではなくなった豆太によって、じさまは助かる。
あたしは豆太になれなかった。
茶屋町の職場から走って駆け付けたけど、豆太になれなかった。
だけど、まだある。
豆太になる方法。
臆病者な自分を振り払って、
弱虫を取り払って、
宣言した夢に辿り着くこと。
それを、報告しにここに来ること。
それが「じさま」と「豆太」の約束。
心の中に生きてるって、
風になってそばにいてくれているって、
最近、凄く実感できる。
春風のような優しい風が、いつも隣にあるのが分かるもん。
晴れているからこそ、青いからこそ、悲しみや切なさが浮き彫りになるのやろうか。
一回忌。
そして納骨。
土曜日は、じさまのお骨があの家で過ごす最後の日だった。
じさまがいなくなって、広い家に一人で暮らしているおばあちゃん。
法事の前日から泊に行って、じさまの写真を食卓に置き、家族みんなでご飯食べながらわいわい盛り上がった。
楽しかったから、
「今日で一緒にいられんの、最後やなぁ」
って、おばあちゃんは写真に向かって泣いた。
あたしは泣けなかった。
泣かないって決めてたし、それに最後な気がしなかったから。
「じさま」ってのは、おじいちゃんの愛称。
モチモチの木っていう、絵本に出てくる「じさま」と「豆太」。
小学生の頃、国語で習って朗読をして聞かせたら、おじいちゃんが気に入った。
それからずっと、おじいちゃんは自らを「じさま」と名乗った。
富野に住んでるから、富野のじさま。
日曜日は、朝から春がやってきたみたいな天気だった。
変な沈黙がイヤで、親戚が集まるまでの間、テレビをつける。
いいとも増刊号。
法事の行われる30分前には似つかわない楽しい内容が繰り広げられている。
見逃して悔しい思いをした、金曜日のテレフォンが始まった。
待ってました。
しかしちょうどその時、親戚がやってきた。
実家でちゃんと録画してきたから、テレビを消して親戚を迎え入れる。
一瞬華やかになった頭に、黒い服の親戚が入ってきて我に返る。
一回忌の法事を済ませ、お寺に向かう。
じさまのお骨は、従兄弟が抱えて運んだ。
新しいお墓。
まだ、白い布が巻かれている。
今日からじさまは、ここに眠る。
青い空から、春みたいな陽射しと、まだ冬だと思わせるキンとした空気があたしを刺す。
おばあちゃんが言った。
「最後に、おじいちゃん持たせてもらい。もう、お墓に入ってしまわはるで」
その言葉にハッとし、従兄弟からお骨を渡してもらった。
ぎゅって抱き締める。
おじいちゃん。
あたし、生涯の目標が出来たよ。
一生、言葉を扱う仕事をするって決めた。
物書きに、作家になれるように頑張る。
おじいちゃんの血を引いて、やっぱりこの結論に辿り着いてしまったわ。
だから、見守っててね。
おじいちゃんに、心で話し掛けた。
その瞬間、涙が堰を切ったように溢れる。
泣かないって決めてたのに。
止まれ、止まれって呪文も効かない。
空が青すぎて。
陽射しが春で。
それが余計に涙を増やした。
あたしはこの瞬間を、避けていたんや。
こうなるってわかっていたから。
この一年、ずっと「大丈夫。泣いたらおじいちゃん困るやん」って家族の前で笑ってたんや。
初めて見る納骨の儀式は、不思議なものやった。
女性の住職さんが、真新しいお墓にたくさんの魔法をかける。
そして、じさまはその中に入った。
豆太は、具合が悪くなったじさまのために、勇気を振り絞って暗い夜道を走りお医者さんを呼びに行く。
弱虫ではなくなった豆太によって、じさまは助かる。
あたしは豆太になれなかった。
茶屋町の職場から走って駆け付けたけど、豆太になれなかった。
だけど、まだある。
豆太になる方法。
臆病者な自分を振り払って、
弱虫を取り払って、
宣言した夢に辿り着くこと。
それを、報告しにここに来ること。
それが「じさま」と「豆太」の約束。
心の中に生きてるって、
風になってそばにいてくれているって、
最近、凄く実感できる。
春風のような優しい風が、いつも隣にあるのが分かるもん。
春を感じるお天気で、
こんな日にめでたいことなんやけれど、
ゆっくり書きたいので、
今日の出来事は明日ゆっくり記します。
ただ、一言。
もう一回忌やなんて。
早いなぁ。
こんな日にめでたいことなんやけれど、
ゆっくり書きたいので、
今日の出来事は明日ゆっくり記します。
ただ、一言。
もう一回忌やなんて。
早いなぁ。
顔を上げると、onちゃんがこっちを向いて手を振っていた。
阪神高速のど真ん中で。
おじいちゃんの一回忌法要のため、家族で車に乗り込み田舎へ帰っている。
工事の関係で、最初から渋滞に巻き込まれてゲンナリ。
助手席で、ウトウトしていた頃。
家族の「おんなじ人形や!」っていう叫び声で目が覚める。
ハッとして目を覚ますと。
抜かして行った車の後部座席に座っていた女性が、onちゃんのぬいぐるみをこちらに向けて手を振っているではないかー!!!
onちゃんというのは、知る人ぞ知るHTB(北海道テレビ)のキャラクター。
OFFICE CUEが大好きで、TEAM NACSの大ファンのあたし。
NACSのお芝居を見るために北海道まで行くくらい好きだ。
そんな我が家の車には、もちろんonちゃんが乗っている。
しかも、後ろを向いて。
それを見た後ろの車の人が、抜かし際に自分の車に乗っているonちゃんをこっちに向けて手を振ってくれたのだ。
機転を利かせた母が、即座にonちゃんを取って、ウトウトしているあたしの代わりに一生懸命に手を振ってくれていた。
onちゃんを受け取ったあたしは、前の車に向かってonちゃんを見せながら手を振った。
前の女性も、益々笑顔でonちゃんの手を振り続けてくれた。
あたしも手を振り続けた。
こんな出逢い、嬉しすぎる!!
さすが、HTBファン。
さすが、onちゃん好き。
気さくな人が多い!
高速道路のど真ん中で、ほんの一瞬の交流やったけれども。
めちゃくちゃ嬉しかった。
だって、気づくかどうかわからん状況やのに、全力でアピールしてくれんねんよ。
こんな奇跡、嬉しすぎる。
CUEを通して、今までにたくさんのステキな出逢いをもらった。
今日のこの出逢いも、一生忘れへん大事な出逢いになったよ。
ありがとう。
阪神高速のど真ん中で。
おじいちゃんの一回忌法要のため、家族で車に乗り込み田舎へ帰っている。
工事の関係で、最初から渋滞に巻き込まれてゲンナリ。
助手席で、ウトウトしていた頃。
家族の「おんなじ人形や!」っていう叫び声で目が覚める。
ハッとして目を覚ますと。
抜かして行った車の後部座席に座っていた女性が、onちゃんのぬいぐるみをこちらに向けて手を振っているではないかー!!!
onちゃんというのは、知る人ぞ知るHTB(北海道テレビ)のキャラクター。
OFFICE CUEが大好きで、TEAM NACSの大ファンのあたし。
NACSのお芝居を見るために北海道まで行くくらい好きだ。
そんな我が家の車には、もちろんonちゃんが乗っている。
しかも、後ろを向いて。
それを見た後ろの車の人が、抜かし際に自分の車に乗っているonちゃんをこっちに向けて手を振ってくれたのだ。
機転を利かせた母が、即座にonちゃんを取って、ウトウトしているあたしの代わりに一生懸命に手を振ってくれていた。
onちゃんを受け取ったあたしは、前の車に向かってonちゃんを見せながら手を振った。
前の女性も、益々笑顔でonちゃんの手を振り続けてくれた。
あたしも手を振り続けた。
こんな出逢い、嬉しすぎる!!
さすが、HTBファン。
さすが、onちゃん好き。
気さくな人が多い!
高速道路のど真ん中で、ほんの一瞬の交流やったけれども。
めちゃくちゃ嬉しかった。
だって、気づくかどうかわからん状況やのに、全力でアピールしてくれんねんよ。
こんな奇跡、嬉しすぎる。
CUEを通して、今までにたくさんのステキな出逢いをもらった。
今日のこの出逢いも、一生忘れへん大事な出逢いになったよ。
ありがとう。
電車で隣に座った女子大生が、向かいに偶然友達を見つけた。
テンション上がった向かいの子が、あたしの隣にある空席に移動してくる。
始まったのは恋愛トーク。
きゃっきゃ、きゃっきゃ、はしゃぎすぎ。
小声のつもりなんやろうけど、疲れ果てた22時前の地下鉄車内には大声だった。
彼氏と遊んだ帰りの子と。
最近彼氏が出来た子。
この二人が、延々と恋愛トークに花を咲かせる。
アンナはめっちゃ会いたくて、会いたくて会いたくて。
でも彼氏は、彼氏の趣味とか部活があってアンナと会わなくても平気。
昨日は久々に会えて嬉しかったんと今まで寂しかったんとで、めっちゃ泣いてしまった。
だから、アンナはもっと頻繁に会いたいと訴えたの。
だそうだ。
そんなに会いたいと思える人がいるなんて、ちょっと羨ましい。
しかも名前はこの手の話に似合う「アンナ」。
その名前が更にこの話を装飾している気がした。
だけど、あたしはこの考え方には共感が出来ない。
磁石のNとN、SとSを近付けた時の距離感が好き。
人を好きになるって、この距離感が大事なんやといつも思う。
近付きすぎず、離れすぎず。
この距離感は絶対大事やと思うんやけれど、変なんやろうか。
磁石の同極同士、かつ、見つめ合うのではなく同じ方向を見れる。
こんな関係が理想やなっていつも思う。
NとSがひっつくのはしんどい。
砂場に入れて、砂鉄がついてくるぐらいの方がオモシロイやん。
テンション上がった向かいの子が、あたしの隣にある空席に移動してくる。
始まったのは恋愛トーク。
きゃっきゃ、きゃっきゃ、はしゃぎすぎ。
小声のつもりなんやろうけど、疲れ果てた22時前の地下鉄車内には大声だった。
彼氏と遊んだ帰りの子と。
最近彼氏が出来た子。
この二人が、延々と恋愛トークに花を咲かせる。
アンナはめっちゃ会いたくて、会いたくて会いたくて。
でも彼氏は、彼氏の趣味とか部活があってアンナと会わなくても平気。
昨日は久々に会えて嬉しかったんと今まで寂しかったんとで、めっちゃ泣いてしまった。
だから、アンナはもっと頻繁に会いたいと訴えたの。
だそうだ。
そんなに会いたいと思える人がいるなんて、ちょっと羨ましい。
しかも名前はこの手の話に似合う「アンナ」。
その名前が更にこの話を装飾している気がした。
だけど、あたしはこの考え方には共感が出来ない。
磁石のNとN、SとSを近付けた時の距離感が好き。
人を好きになるって、この距離感が大事なんやといつも思う。
近付きすぎず、離れすぎず。
この距離感は絶対大事やと思うんやけれど、変なんやろうか。
磁石の同極同士、かつ、見つめ合うのではなく同じ方向を見れる。
こんな関係が理想やなっていつも思う。
NとSがひっつくのはしんどい。
砂場に入れて、砂鉄がついてくるぐらいの方がオモシロイやん。