西行きの電車に乗って、行ったことのない場所を目指す。
久々の西行き。
人も少なく落ち着いた車内は、みんなのんびりしていた。
須磨~朝霧間の海岸線を走る光景がたまらなく好きだ。
快晴の夏空とキラキラの青い海が眩しい。
iPodからはこの最高のビューポイントで、先日のap bank fesで気に入ったDef Techの『音楽♪MUSIC』が流れる。
そのBGMと風景の馴染み具合に、思わず感嘆のため息が出そうだった。
30分に一本という電車に乗り換え、青い空が大きくて、陽射しも強くて、空気が美味しい町に辿り着く。
知らない町を歩くのはドキドキするけど楽しいから好き。
美しい音色を聞いて、楽しい音楽に触れて、キラキラした友達の姿を見て。
駅まで続く強い陽射しの道だってワクワクする。
電車は行ってしまったところで、次が来るまで約30分。
静かな駅前を散歩。
心が真っ白な時には、たくさんのイイコトが入ってくる。
ゆっくり過ぎる時間の中で、いろんな景色を見る。
イヤホンで耳も塞がず、何も考えずに、その空間を楽しむ。
他のものに邪魔されたくない。
そんな時間。
乗換駅で東行きの新快速に飛び乗ったけど、高速の世界に引き戻されるのがイヤで、お天気もすっごく良くて。
どうしても、夕方の海が見たくなったから。
時間がもったいないから、新快速を降りて各停に乗り換える。
海が見える方の席に座る。
残念ながら、あまりに強い陽射しが車内に射し込むため、窓は全部ブラインドが降りてたけど。
ドアの縦長の窓から、海を見る。
時間がもったいないから、ゆったり揺られて海を見る。
海水浴帰りの若者で溢れる駅から流れ込む、潮の香りをかぐ。
はしゃぎすぎた人たちの日焼けした笑顔が、過ぎ行く夏を惜しむかのように見える。
いつまでも揺れていたい旅路。
どうせまた、せかせか目まぐるしい世界に戻ってしまうんやから。
たまにはこうやって、心を真っ白にして、ゆるーい時間を感じたい。
そんな時間の中にたくさんのワクワクを感じられたから、まだ大丈夫。
まだまだ、心の海は枯れてない。

