【回想】5/30退院の日 | よんよんのブログ

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ゆっくり更新していきます。
流産や死産の話も含まれるため、苦手な方は読まないでください。
2018.06.22スタート。この日より前の記録には【回想】表示してます。

5/30退院
旦那が休みを取って迎えに来てくれた。

長男を保育園に送って、そのまま来院。

 

 

朝ご飯があまりにもヘビーで

半分くらい残していたので旦那に食べてもらった。

 

牛乳はもともと嫌いで飲めないのでラップを開けることすらしなかった(笑)

その流れで生クリームもNGだし、卵は小さい時から好きではない。

 

思えば、入院して初めての朝食だ。

スープとサラダと少しだけパスタを食べた。

 

 

お肉は頑張れなくはないけど

魚とか貝類はどうしても無理なくらい苦手なので外してください

と、入院時に申告したけど…

 

やっぱりいつも通りベジタリアンって言っちゃえばよかった。

 

 

木曜日はクリニックが休診のようで

昨日のようにバタバタした感じはなく穏やか。

 

穏やかだけど

なかなか診察のお呼びがかからなくて少し不安になる。

 

旦那が来てだいぶ時間が過ぎてから診察のお呼びがかかった。

人のベッドでくつろぐ旦那にいらだちさえ覚えるが

1Fの外来の内診室に向かう。

 

外来の待合室は誰もいなくて静か。

隣の小児科に親子が入っていくのが見える。

 


診察は問題なし。

まあ、問題があったらえらいことなのだが。

出血は1~2週間で止まってくる。

生理の終わりかけみたいな感じになってくる。

10日後にまた来てください。

それまでお風呂はシャワーだけにしてください。

一通りの説明を聞いて部屋に戻る。

 

部屋に戻り、最終の帰宅準備。
そうこうしているうちに看護士さんが部屋にやってきた。

支払いを済ませて、術後検診の予約を10日後に取った。

直接払いをお願いしていたので、お値段は341000円。

個室と無痛分娩費用混み。

 

※個室代はもしかしたら

中期分娩と通常の分娩の人で値段が違うかもしれません。

個室のご案内の紙を良く見てみたら中期分娩と記載されていました。

 


忘れ物もなさそうだし、いざ帰宅。

 

車の中は、産院のご飯の話など普通の会話だった。

昨日死産したなんて思えなかった。

まだまだ、いままで通りの日常の延長のような感じがした。

 

でも、シートベルトが今までのようにきつくないので

時々、現実に戻される。

 


帰宅後、疲れているはずなのに全く眠れず。

ピンピンしているわけでもなく

ぐったりしているわけでもなく。

疲れは感じるけど、眠くないような気がする。

 

 

この入院で寝るのが怖くなったのかもしれない。

なんとなく体が寝ることを拒否している。

 

 

ロビングの本棚の上の一部がきれいになって

リラックマの人形が置かれていた。

入院中に旦那が片づけたのだろう。

きっとここにジローちゃんを置くんだ。

 

 

結局、ゴロゴロして1日を過ごす。

 

夕方、長男を保育園に迎えに行ってもらった。

 

「ねえ、とと~!(今日は)かか、いるね!」

と、長男は相変わらず元気いっぱいに帰宅。

 

出血がある以外は、いつも通りの夕刻。

 

 

長男が寝た後、旦那が撮った赤ちゃんの写真を見た。


やっぱりまだ、頭から肩に浮腫があった。

良く見ないとわからないけど

皮膚と体の間に透明な水がある。

表現は良くないが、

まめとか、やけどの水ぶくれをイメージしてもらうとわかりやすいかも。

 


まだ結構浮腫があるように見えたが

これでもかなり引いた方なのだろう。

はぐくみ初診時には浮腫の指摘はなかったし。


21トリソミーだから多少成長が遅いとしても

週数がたって、心臓の形成は追いついてきているはずなのに

このくらいの浮腫が残るんだもの。

心臓良くなかったんだな、と思わざるを得なかった。

 

本当に写真ではどこが悪いのかなんてわからないのに。

 


婦人科のエコーでは

このくらいの浮腫は、浮腫んでいないという判断になんだな…。

うーん、でもエコーは白黒だし、わかりづらいのかもしれない。

 

やっぱり生まれるまでは

分からないことのほうが多いんだなと思った。

 

 

やっぱり最初の出血は

ジローちゃんからのサインだったのかも。

 

FMCを紹介されたときの妊婦健診で見つからなければ

次の診察までは4週間あいていた。

その4週の間に浮腫んでも

次の検診のときまでに

浮腫みが正常範囲内に収まっていれば

わからないままだった。

そして

そのまま22週を超えていたら、人口死産の決断はできなかった。

 

そのほとんどが子宮内胎児死亡となる胎児水腫。

致命的ではないとはいえ

21トリソミーも流産死産となる確率のほうが高い。

 

検診で見つからなかったら

22週なんてとっくに超えて

知らないうちに子宮内胎児死亡となっていたかもしれない。

または、心臓がだんだん弱ってきて

死産となるのを待つことになっていたかもしれない。

 

子宮内で亡くなって時間がたってしまうと

きれいなままでは出てこない。

 

私ははきれいなままのジローちゃんと対面できたけど

そうではない人も少なくないだろう。

 

 

やはり、ジローちゃんが早めに知らせてくれたと思う。

そして、私たち夫婦に選択肢をくれたんだと思う。

悩んだり、考えたりする機会をくれたんだと思う。

 

 

表向きはそう考えることにしたけど

もちろん、ジローちゃんがこの決断を受け入れてくれているかどうかは

本人に聞いてみないとわからない。

 

 

人口死産までの長い長い1か月が終わり

制度上は今日から産後休暇。

 

 

子供のいない産後休暇が始まる。

 

 

ジローちゃんがくれた休暇。

無駄にしないように使おう。