【回想】入院2日目 死産の日の夜 | よんよんのブログ

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ゆっくり更新していきます。
流産や死産の話も含まれるため、苦手な方は読まないでください。
2018.06.22スタート。この日より前の記録には【回想】表示してます。

みんなが帰った後

お部屋に運ばれていたご飯をなんとか残さないように食べる。

 

かつ丼の上とご飯が別のお皿で来たようなメニューだった。

 

相変わらず定食屋のメニューなのだ。

私は大戸屋と呼んでいた。

みんなも賛同してくれたが

私自身、大戸屋は人生で2回しか行ったことがないので

もしかしたら、ただの偏見かもしれない。

 

 

しばらくやることもなく

ベッドでごろごろしていた。

さすがに2日目ともなると、背中のチューブの違和感もなく

上を向いて横になれた。

尾てい骨が少し痛いので長時間上を向いて横にはなれなかったけど。

相変わらず、点滴の針が刺さっている左手は痛い。

 

さっき長男が点滴を刺しているところを見て

黄色、青だね~(自分の持ち物と)同じだね!!

って言ってたな…。

無邪気だなあ。

子供は穴化の赤ちゃんのこととかわかるんだよと

言われたことがあったけど

全然わかってないだろうなあ…。

 

20時過ぎ頃

ようやく背中のチューブと点滴の針を抜きに看護士さんが来てくれた。

ベッドに横になり、チューブ挿入時のように丸くなる。

出血もなく、問題なさそうとのこと。

点滴からも解放されたが、抜いたら抜いたでまた別の痛みがあった。

もちろん抜くときは痛かったよ。

もちろん、さっきまでの辛さを思えば一瞬のことだけど。

 

「体調は大丈夫ですか?変わったことはない?」

と、看護士さんに聞かれて

「尾てい骨のあたりが痛くて…」

と、言いながら

“そうだよね、赤ちゃん産んだんだもん。

 長男のときもそうだったよね”

と、我に返ってしまい

我慢していた涙が一気に出て止まらなくなった。

 

久しぶりにしゃっくりが出るくらい泣いてしまった。

 

そうだよ、今日、産んだんだもん。

あかちゃんはここに居ないけど、確実に産んだんだもん。

 

もう、「尾てい骨のあたりが痛くて」の後の言葉は出てこなかった。

 

看護士さんは

 

「泣いてあげることは良いことだよ。」

 

「赤ちゃんは2人の決断をきっとわかってくれるよ。

 また、会えるから。」

 

「夜、眠れなかったら呼んでくださいね。」

 

と、私の手に手を添えながら言ってくれた。

 

その言葉でまた涙が出た。

 

 

看護士さんが出ていく時は

「ありがとうございます、大丈夫です。」

と、泣き止んだ風にしてみせたが

ドアが閉まった瞬間また泣いてしまった。

 

泣いたところでどうにもならないし

泣いたって目の前の人がどうしてよいかわからなくなるだけ。

そう思ってこれまで泣かずに頑張ってきたけど

今日は良いよね。

 

全部、赤ちゃんのための涙。

 

看護士さんの言うとおり

また、会えると良いな。

また、すぐにでも会いたいよ。

 

次はきっと

みんなと同等にお外で遊んだり、走ったりできるように。

丈夫な体で戻ってきてね。

 

急がなくてよいから。

 

 

 

私は赤ちゃんのことを

ジローちゃんと呼ぶことにした。

長男の性別がわかった時に

取り合えず、胎児ネームはタローだなと思って

タローちゃんとか、タロとか呼んでいたのでその流れで。

 

ジローちゃんは天使になってしまったけど

大切なうちの次男。

 

だけど…

 

 

看護士さんの言うとおり

ジローちゃんは本当に私たちの決断をわかってくれるだろうか。

勝手に人口死産の路を選び、勝手に「次男です」とか言って

怒ってないだろうか。

 

ジローちゃんの体はここにないけど

近くにいるのかな?

みんなと一緒におうち帰っちゃったのかな?

 

そういえば

昨日から量が多いと思っていたお食事

夕飯は食べきれたな…

いつもみたいにお腹きつくて

休み休み食べることもなかったな…

ジローちゃんがいなくなったからなんだろうな…

 

 

夜中、いろんなことを考えた。

 

明日になったらもう退院。

 

ジローちゃん、ジローちゃん

今、私の近くにいるなら

明日はおうちに帰るから

ちゃんと迷わずついてきてね!

と呼びかけてみたりした。

 

 

いろんなことを考えてしまって

短時間に思考がコロコロ変わる。

 

体力的な疲れもあるけど

いろんなことを永遠と考えてるのも疲れる。

 

なのに、眠れない。

 

でも、看護士さんに眠れないって言ったら

睡眠導入剤とか出ちゃうんじゃないだろうか…

 

など、余計なことも考えてしまい

やはり思考が移り変わっていく。

 

何周も何周もした後に

また、この決断は正しかったのかとか

ジローちゃんには本当にまた会えるんだろうかとか

さっきから散々考えて答えが出ないことを考え始める。

 

結局、夜中

ずーっと考え事をしてしまった。

 

 

結局、うっすら外が明るくなってから

泣きながら寝落ちした。