4月29日(金)  大雨


毎年恒例の斐伊川のゴギ調査。


言わずと知れたゴギですが、知らない人も居るかもしれない。

「ゴギ?何それ、美味しいの?」

「ちげーよ、足の短い犬種の事だよ!」

はい、それ、コーギーだからね。


(ゴギとは中国地方のイワナの亜種であり、絶滅危惧種の貴重な魚である。特徴としては頭頂部まである虫食いの白点がはっきりしていて、魚体は全体的に茶褐色である。)


この日の天気予報は昼前頃から大雨になる予報だったので、午前中が勝負だと決めていた。


ゴギが居着いていそうな有力なポイントを重点的に探っていく。


しばらく釣れない時間が過ぎたが、かなり細い支流の流れを探して歩いていたら、元気なゴギがミノーにアタックしてきた。\(^o^)/




小さいながらもくっきりした虫食い白点が綺麗なゴギ。

今年も元気な姿が確認出来て嬉しい。(๑¯ω¯๑)



写真よりも動画の方がゴギの特徴がわかると思います。(°ω°)




そのあとも良型のゴギがヒット。


ニッコウイワナに比べると白点が大きく、それぞれの白点の間隔が広い事がお分かりになるだろうか?

(o'ω')ノ





特に島根県の斐伊川水系のゴギは、このクッキリとした虫食い白点の特徴がわかりやすい。


(同じ島根県でも高津川水系のゴギなどは、ややニッコウイワナに近い感じがする。)





しかし心配なこともある。

この支流の同じ区間に放流されたヤマメも混成しているのだ。



ヤマメが釣れる事自体は釣り人として嬉しい事だけど、貴重なゴギの棲む谿にヤマメも棲んでいるという事は、食物連鎖で競合してしまう。



ゴギの勢力がヤマメに脅かされるような事だけは避けなければならないが、漁協さんや地元の釣り人の皆さんはどう考えていらっしゃるのだろう。( ´•ω•`)





数年前にはキャッチアンドリリース区間も設定されて、有志による保護活動が活発でしたが、いつしか地元の反対で無くなってしまいましたね。(=ω=.)



ゴギの将来を案じて自主的にキャッチアンドリリースしてくれる、心ある釣り人が増える事を祈るばかりです。

(°ω°)





昼前になって雨が激しさを増してきた。


時間的にも最後のポイントで、この日の最大サイズのゴギが釣れました。( ^ω^ )






美しい魚体をじっくりと眺めた後で元の流れに帰ってもらいました。(°ω°)





お昼は近くのお蕎麦屋さんでランチ。


地元の蕎麦を水車挽きした十割の割子蕎麦は香り高くて最高に美味しい。


季節の山菜の天ぷらも春を感じて味わい深いです。( ^ω^ )





蕎麦を食べながら窓の外を流れる川の状態を観察していると、みるみるうちに増水して茶色く濁ってきた。( ´д`ll)




午後からは釣りをするのは無理なので、山菜採りに専念しました。


ワラビはまるで畑のようにたくさんあったので取り放題。


タラの芽はあちこち回って集めましたよ。\(^o^)/





自宅に帰ってからワラビは醤油漬け、タラの芽は天ぷらにして美味しくいただきました。(o'ω')ノ


そして仁多米の純米大吟醸もゲットしたので、これから晩酌が楽しみです。ヽ(*^∇^*)ノ