これから考察することは、世之介の浅学による意見です。実際の統計に沿うてはいない個人の意見としてご覧下さい。


日本人はそもそも、性に対しておおらかな時代があり、


江戸の銭湯は「入込(いりこみ)湯」と呼ばれる男女混浴スタイルが一般的でした。 

しかし多くの人は純粋に入浴を楽しむ一方で、やはり風紀を乱す者も少なくなかったようで、度々幕府は混浴禁止令を出していました。 


それでも一向に入浴形態が変わることはなかったのですが、江戸時代後期の厳格な老中として知られる水野忠邦が起こした天保の改革(1841~43)によって、ついに具体的な取り締まりが行なわれることになります。 

これ以降、江戸の多くの銭湯は浴槽の中央に仕切りを作ったり、入浴日時を男女で分けるなどの対応に取り組みました。 

また、男湯のみ、女湯のみという銭湯も出てきたそうです。 


明治時代に入ると混浴に対する取り締まりは一層厳しいものとなり、明治政府は男女入込湯に度々注意喚起を行いました。 

しかし、長い年月の中で根付いた風習を消し去るのはなかなか難しく、実際に混浴が無くなったのは、明治中頃だったと言われています。

(急湯デポ、お役立ちコラムより)


それが明治に入り、西洋文化特にキリスト教の教えなどから、一夫一妻制の見地から妾を持つことも許されなくなっていった。


もとより日本における結婚は、家と家を結ぶための政略結婚的な意味合いが昔より強く、恋愛結婚なるものも太平洋戦争が終戦して日本が経済成長するようになってからの話だ。


特に戦中は出兵する男子のために、写真のみで結婚したケースも多く、初夜だけ済ませて戦地に赴き、そのまま夫は戦死、すぐ未亡人となった妻は、家のための妻ゆえ、残った夫の兄弟と再婚させられるケースも多かった。


中には、誤報で戦死してなく戻ってきた長男が、その後の経緯を知り、家に帰らず別の人生を歩んだとも言われる。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

というわけで、結婚そのものがお家を断絶せしめぬためのものであり、夫婦二人の意見など通ること叶わず、お互いの家の釣り合いばかりが大事だった。


ゆえに間違って恋愛などしようものならば、「住む世界が違う!」と無理やり切り離されるケースが多かった。

 ↓

ここで、世之介の父方の祖父の長男は、父が華道の先生をやっており、地方でもそれなりに名士だったために、恋仲を引き離され、信濃川に心中した。

 ↓

で、前の記事に世之介はその相手だったまだ未成年の女の子の生まれ変わりと信じて疑わない。


〜〜〜〜〜〜

ってなわけで、結婚に対して歴史的には、あまりポジティブなイメージはない。それを現代の日本人は未だに引きずっているように思えてならない。


その影響がセックスにも出てると言ったら言いすぎだろうか?


本来、セックスは女性が喜ぶものではないと割礼なる儀式が現代でも残っている。(女性における割礼は性器の一部を切除する)


古事記においても、

イザナキとイザナミはオノゴロ島に降って二神で男女の交わりをして国々を生もうとする。天あめの御柱みはしらを左右から廻って声を掛け合い、結婚して子をなしたが、最初に生まれた水蛭子ひるこは、葦船あしふねに入れて流してしまった。次に生まれた淡島あわしまも、子の数には入れなかった。

二神は、女神の方から先に声を掛けたのが良くなかったのだと思って天つ神にそのことを確認した上で、婚姻のやり直しをし、改めて国生みを開始。淡路島・四国・隠岐島・九州・壱岐島・対馬・佐渡島・本州を生み、それから六つの小島を生み、その後に今度はさまざまな神々を生んだ。神々を生み続けていくうちにやがて火の神を生んだイザナミは、病になってしまう。(国学院、古典文化学事業より古事記抜粋)


女性がリードする営みはヨロシクないとやり直させたことをわざわざ記している。


ゆえに、女性における性交は務めであり、男性に満足してもらい丈夫な男子を産むことこそが命題だった。

ってゆうか、そんな家対家の愛のない婚姻関係で、まして女性が喜びようのない男性本位なだけの性交で、健康なる男子など産まれようか?

産めるわけなどない!


まったく理にかなってない無意味な性交と言ってやる!

バーカ、ばーか!!




では、日本において女性に満足を与える性交なるものはいつからか?

と聞かれても、ハッキリしないのではないか?


もしかしてヒモなる情夫が金づるの女性を繋ぎ止めるために、性の限りを尽くし、毎晩歓喜に奮わせたのが始まりかもしれない。


だが、現代の日本人女性のセルフプレジャー率は、

月に1回以上はすると答えた人が80%以上。 週に1回以上の人は45%程度でした。

というアンケートもある。


もはや、性はタブーではなく、ある意味、ストレス解消のためのルーティンと言っても過言ではないだろう。


下手なコミュ障の女性の扱いも疎い、下手したらすぐさまストーカーに化けそうな男性を無理くり恋人にするより、男性のマスターベンション同様、チャッチャと済ませてハイ、スッキリ!!


で足りているわけだ。まあ、セルフプレジャーだけでは寂しいと勇気と冒険心のある女性は、女性風俗に通い、


恋愛するならあくまでイケメン!!

と思う女性はホストクラブに身を費すのも厭わないのが現状だ。


この結婚制度の崩壊は、コンビニなどのファストフードが発端だと言えば叱られるだろうか?


昔は家事炊飯など全然考えられなかった男やもめもコンビニがあれば足りる。

労働も女性の方が、上位の成果をあげてるケースももはや少なくないだろう。


ということで、叶わぬ恋愛や結婚、出産はもはや、贅沢事以外の何物でもなく、逆に無いのが当たり前と存在を消し去ったほうが日本人にはハッピーになってしまっている。


よって、AIによって間違いの無い相性の相手とタイパ、コスパよく

“ゼロ日婚"こそが理想と本気で思われている昨今?!



破れ傘刀舟の決め台詞、

「てめえら人間じゃねえや! 叩っ斬ってやる!」と萬屋錦之介のTV時代劇「破れ傘刀舟悪人狩り」のように、

バッサバッサと日本人をないがしろ放題の日本の政治家を斬り捨てて・・・、

終わりとう存じます。