第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、こ れを保持しなければならない。 又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、 常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
今日の朝ドラ「虎に翼」で主役の伊藤沙莉が憲法を読み上げるシーンがあり、
中でも、憲法第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。 2 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。 3 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。
は、聞き慣れてはいたが、この第12条において、
国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、こ れを保持しなければならない。
この条文が目から鱗だった。
なぜなら、憲法が保障する自由と権利は国民の不断の努力で保持しなければならないからだ。
〜憲法が保障するが、それを保持するには国民の絶え間ない努力が不可欠なのだと言っている。
なんて重たい言葉だと思った。
第14条で国民は法の下に平等だと言ってはいるが、この権利も国民の不断の努力が不可欠なのだと言うことになる。
当然といえば当然だ。憲法が法の下にと謳ってはいても、為政者(権力者)がいつそれを反故にするかわからない。(保護と反故、全く違う意味合いでありながら、読み方は同じだという恐さ)
そうならないためにも、国民の不断の努力によって為政者(権力者)をある意味監視し、この憲法を守らせろということになる。
今、私たちにその努力は足りているだろうか?
いや、そもそもそうした努力はなされているだろうか?
政治資金規正法改正案が可決されたが、政策活動費の領収書は10年後に公開するという。
10年後って????
何ゆえの10年なのか、こんな人を馬鹿にした話もないだろう。
国民が何も言わないから、政治家はやりたい放題、日本国民より海外への援助金ばかりが優先されてる。
今、それでも選挙でことごとく自民党は負け続けている。
憲法が保障する自由と権利は、我々自身の不断の努力なくして保持できないのだ。