三戸素子さんは
自由学園初等部同級生のヴァイオリニストです
東京文化会館のソロコンサートに行って来ました
彼女の舞台を聞くとまた真剣に高座で勝負しようと力が湧いてくるんです
今回のステージの前半はバッハ
ヴァイオリンとチェンバロの為の
ソナタ第一番ロ短調BWV1014
チェンバロの調べをあえてピアノで演奏するためにピアニストの関谷由美さんをフューチャーしてわざわざドイツからお呼びしたらしい
素晴らしい共演だった!
ピアノで始まる曲は本来チェンバロの為の曲らしくアルペジオの旋律
四小節遅れてヴァイオリンが追いかけてゆく
アルペジオの音の波が交互に絡み合ってまるでピアノとヴァイオリンの真剣勝負だ
ピアノの分解された和音の一音がクリアで胸に刺さる
そしてヴァイオリンのアルペジオの旋律がそれにも勝るクリアさで雑音を許さない
第三楽章でニ長調の優しく癒される
クライマックスはまたロ短調に戻り聴いている我々も二人と共に激しく聴き終えた!
バッハが近年新たな見解で見直されてアメリカのブルーグラスとの共演ブルーグラスとはカントリーウエスタンだが
バンジョーやマンドリンとのコラボで、あのヨーヨー・マも着目してエンリオモリコーネの夕日のガンマンなどを演奏しているが
今夜のバッハを聞いて納得した
あの弾けるような単音の和音の旋律はチェンバロの音からだったのだ。
関谷さんのピアノの単音の一音一音の美しさとリズム
そして三戸素子のヴァイオリンのアルペジオ!
素晴らしかった
第二番 イ長調は短調の鬱屈から解放されて心地よい曲想だった
休憩を挟んで
フランク/ピアノとヴァイオリンの為のソナタイ長調
実は世之さまフランクのこの曲を知らなかった
クラッシックの作曲家の家に生まれたがそれほど詳しく無いから当たり前かもしれないが
寄席の出番から慌ててコンサートホールに入ったのでパンフレットも見ていなかったから尚更だ
情熱的な曲想からチャイコフスキーやドボルザールのようなイメージで曲を聴いていたが繊細な旋律と美しい曲の流れに違いを感じすっかり好きになってしまった
良い一夜だった!
なんと会場に初等部の頃の同級生が何人も来ていて盛り上がって飲み会となった
左から
鈴木
世之介
岡田
旧 小川
旧 寺澤
なんと三戸素子さんも駆けつけてくれた!
手前から
旧 奥村
池田
三戸素子
旧 小川
旧 寺澤
世之介
守屋
鈴木
岡田
鈴木や寺澤さんとは50年ぶり
ひゃー
でも子供の頃の思い出でまた仲良くなれるのは凄い事だなぁ〜!
ピアニストの関谷由美さん
三戸素子の旦那でチェリストの小澤洋介氏
そして関係者の方々も交えて
盛り上がりました
楽しかった!
嬉しすぎて飲み過ぎ!
居眠りで電車乗り越しそうだった
皆んな元気でね〜!
三戸素子最高!
是非
三戸素子 バッハ無伴奏ヴァイオリン
CDを買って聞いて欲しい