『墨田川華いちりん』

神田裕司監督の試写会に行って来ました



出演者 監督の舞台挨拶



久しぶりの神田裕司監督作品


堪能して参りました♪


池袋で行われた本日1日の上映会


夏頃には一般公開するんじゃないかなぁ〜


20日程で撮り終えたと言ってけど


丁寧に作ってあって古き映画ファンの世之さまは

安心して見れた作品でしたね


役者は臭く無く自然に演技して


映像で不安さや予感をかもしだしてゆく


和やかなシーンには広い絵から


不安を感じさせるシーンには前を遮る酒の瓶


朧の月


働く女性の尻はスケベ心


子供は幸せの象徴


赤い傘はこれから起こる赤い予感


向島の新旧を感じさせる街並みの古い建物と現代のコインパーキンなどの交互の映像


映画のワンシーンワンシーンは無駄なものではない


きっと何度も見れば見るほど好きになる映画じゃないかな?


冒頭の「お座敷小唄」がこの映画の心


主役千歳の人生であり


自分は自分


雪は雪


どこで降る雪も同じ何処で生きて行こうと自分らしく生きれば幸せなんです


観てくれた観客の人生のよりどころを監督は訴えたかったんだろうね


是非観て欲しい映画の一本です


ちなみに


主役はあくまで芸者衆ですが


各所に出て来る男達は監督の分身です


料亭の客達は皆監督、息子の板前も旅館の社長も


赤ちゃんも


私にはそう見えたね!





物語の舞台は向島


墨田川の両国橋、吾妻橋を抜け向島の料亭


「入舟」へ元芸者の「千歳」が帰って来る所から始まる


向島の御茶屋には世之さまも若い頃お座敷に呼んでもらった


亡くなったシマダ屋の会長には可愛がっていただいたなぁ〜



枕橋を渡って水戸様の御屋敷のあった公園

を抜ければ向島の花柳界





映画の舞台にもなったトンネル脇の

大きな木はこの公園の象徴だ



牛久神社は向島の芸者衆もお参りに来る






向島


そしてやっぱり桜餅

長命寺の桜餅は葉っぱが二枚


分厚いので一枚は剥いて食べるのが普通


ある客がお店の従業員に聞いたそうです


「この葉っぱそのまま食べて良いの?」

「かわをむいてお食べください」

「はい」

その客は隅田川をむいて食べたそうです