古今亭志ん駒師匠が亡くなりました
平成30年1月18日
81歳
「柳家小袁治兄さんの日刊マックニュースより」
私が入門した年に志ん駒師匠は真打になりました。私の事を「あっちゃん 」と師匠は呼びます。
入門時に名前がなかったので本名のあつしの愛称で未だに呼ぶのです。
真打ちになったので、「志ん駒師匠」と言うと「兄さんでいいよ」と言われ、困った私に「それじゃ叔父さん」と呼べと言ってくれました。それからずっと志ん駒叔父さんと呼んで可愛がって頂きました。
まさに古今亭一門の叔父さんでした
「俺は叔父貴だよ、コジキじゃないよ」と笑いながら話す優しい先輩でした。
古今亭志ん生師匠が亡くなって先代馬生の一門に入りましたが落語協会の分裂騒動の折に、志ん朝師匠の一門となります
後輩を束ね引っ張ってくれた大先輩でした。
志ん生、馬生、志ん朝と巨星落つ後、志ん五、
そして志ん駒とまた昭和の芸人が去って行きました
立春大吉志ん駒の大往生
昭和往く顔のありけり枯れ蓮
合掌