久しぶりに2週連続(恐らく来週もなので3週連続になるでしょう)のTNRです。
嬉しい事に、今年度は昨年度のような物凄い数にならずに済むのではないかと思っています。
(あ、年間の纏め作らないと)
世界のあっちゃんがご近所で餌やりしている家が有るとの話で、そこに一台設置。
夜には一見、黒猫と思うような大きな黒白くんが捕まりました。
兎に角、重かった…
また昨年からご相談は受けていたのですが、いざ捕獲となったら居なくなった、見掛けなくなったと言われた場所。
そこに母猫とその他がという事で、世界のあっちゃん捕獲器を仕掛けに。
此方は翌朝、1匹黒白が。
この黒白ちゃん、折角まだ妊娠していなかったのに思いがけず厄介な事に。
輸液、コンベニア
毛刈りしたの私なのですが、何か妊娠中でもないのにお腹パンパンだよなぁ…と。
手術を始めた先生が、途中で、”あの…ちょっと、ちょっとこれ、診てもらえます”と別の先生に。
暫くすると、その別の先生が ”〇〇せんせー。ちょっと来てもらえますか”と院長に。
その後、院長が ”ヨノさん、このコ、ちょっと子宮が…珍しいんですけど、奇形で…”と。
奇形
どう奇形なのか説明してもらったのですが、はっきりしないので書く事はしませんが。
奇形の結果、まだ若い(昨年産まれの猫です)のに子宮蓄膿症。
途中、見ていて、”あれ?妊娠中じゃないって話だったのに、堕胎?” と思ったのは、膿でパンパンになった子宮でした。
これ
内臓なのでモノクロにしましたが、周りの液体は1個だけ切った中から出てきた膿です
こんな子宮でも妊娠するのかを聞いたところ、恐らく精子が上がってこないから妊娠しないそう。
でも、これだけ化膿しているって事だから、しんどかったと思いますよと。
このままだったら、どうなっていたのか…
やはり、猫は早いうちに子宮も卵巣も全摘が一番です
堕胎ではないものの、傷口が大きくなった上、時間もかかり麻酔も多め。
2日くらいは養生させてからリターンして欲しいとの話。
幸い、相談者さん宅にケージが有り、看てもらえるとの事でした
話は前後しますが…
TPさんも以前、TNRしていた場所の取りこぼしを捕獲の為に、情報収集の聞き込みやら何やら。
私の場合、夜から朝までしか捕獲に行けない為、この聞き込みが出来ないんです。
真夜中や早朝に見知らぬ方に声、掛けられないですよね
なので、非常に非常に助かります。
日中にこの二人が情報収集や、餌やりしている家に手術を勧めたりしてくれるお陰で、各段にTNRが進んだと思っています。
夜中から早朝まで、何か所も巡ってくれたのですが、狙いの猫たちは捕獲ならず。
だけれど、その地域で、外にも出している飼い猫の情報等を仕入れてきてくれました
次回に活かせると思います。
そして、私はと言うと、仕事から帰って少し食べてまたお隣の市へ。
ベテランスーパーボラさんが日中に捕まえた2匹のピックアップ。
との雉白とのお話でしたが…
朝、ペットシーツを変える際に見ちゃいました。
と言われたコに
タマタマがあるのを
お知らせすると ”さすがタマ博士!”と言われましたが…あの、違います。
”タマ鑑定士”ですからっ!
黒白ちゃんの子宮蓄膿症以外は特に問題もなく(まぁ、お預かりした雉白くんたちはBCS2で輸液でしたが)、病院の雑用を手伝ったりして、いつものように21時半頃帰宅。
翌日曜の朝、TPさんから連絡があって、えホントちょ、嬉しいっって事が。
先週、トボトボと歩いて行った黒猫くん
このコに餌をあげていたという方からTPさんに連絡が
仮にKさんとします。
Kさんとまた別の方がこの黒猫に餌をあげていた。
以前、手術をしようと思っていたら、ある人が抱っこで捕まえようとし、怪我をして失敗。
それで捕まえられなくなった。
今回、耳カットされて戻って来た。
誰がとなったようで…
どうやってTPさんに繋がったのかと言いますと。
聞き込み中に出会った方にTPさんが名刺刺を渡していたんですって。
その名刺をKさんが頂いたそうです。
(頂いた名刺を他人に渡すのはちょっと、どうかとも思いますが…)
Kさんは以前は病院で捕獲器を借り、TNRや保護を個人でされていたそう。
でもそのうち、仕事中に電話までかけられたり
周りの人に良いように使われるようになり、しんどいので、一人でやるようになった。
今はもう引退したものの、周りで猫のフン拾いを続けているとの事。
そうなんだよねぇ…協働出来れば素晴らしい事なんだけど。
必ず、勝手な人が出て来るんですよね。
”車持っているなら簡単に搬送できるだろう”
”仕事しているからお金あるだろう”
”猫飼っているんだから、1匹増えたって良いだろう”
そんな理由で、全部押し付けられたら、そりゃ一人で…になってしまうよね。
今回、このKさんが他の餌やりさんと相談して、私達の活動資金にとご寄付を下さいました
TNRを頼んだ訳でもないのに…
今は年金生活なのでこれだけでごめんなさいと仰っていたそう。
とんでもないです
中には二桁の猫に未手術のまま餌やりしているのに都合よく”年金暮らし”を盾にする餌やりも居るくらいですから
黒猫くん、今はある餌やりさんの敷地内にずっと滞在しているそうです。
そこから捕獲した場所までは数百メートル。
敷地から出ると、怖い目に遭うと思って、もう出ないでくれると良いです。
久々に、良い話が書けて嬉しい。
(前回の怒りもちょっとは収まる…か…な)
早速、TPさんの聞き込みのお陰で良い事が起きましたねー