梅雨時と台風時は金曜日の天気が気になります
平日の出勤時の天気よりも気になります
何故なら、金曜日がだと捕獲出来なくなるから
16日(金)は予報よりも回復し、なかなか良い感じ。
と言っても仕事があるので主に金曜夜中から土曜朝の捕獲です。
以前、三桁の数をTNRや保護した団地の方から”妊娠中の猫が居る”とTPさんに連絡があったそうです。
最近、現れたとの事ですが、出来れば妊娠する前に連絡を。
または妊娠中なら一日でも早く自分達でTNRして頂けたらな…と思います。
捕獲器の貸し出しのご相談には乗ります。
餌遣りさんと朝、待ち合わせしたとTPさんですが、前日のうちに捕獲。
お腹パンパンのサビちゃん。
なかなか入らなくてドロップトラップ必要かとも話が出たのですが、無事捕獲。
風邪でコンベニア 堕胎
このサビちゃん、車で搬送中、後部座席からブスゥ~ブスブスゥ~ という鼻の音。
可哀想にね。
真夜中過ぎに、少し前から相談を受けている所へ行くもののターゲット現れず。
明るくなってから、先週の続きの場所へ。
待ち合わせ(はしていないけど)時間は4時半
早朝、猫を捕獲するアラフィフおばさん二人
因みにアラフィフ(よりちょい上)おじさんの世界のあっちゃんは前日、トライしていたけど成果無し。
早朝から外出予定との事で、寝坊しなかったですかねぇ…。(特に心配していないけどね)
既に到着して先日の茶トラ子猫の兄弟黒猫を探すTPさん。
でも、見付からないそう。
餌遣りの話の最後に見た日から考えると、もう生きていないだろうなと判断。
母猫は今日、捕獲しようという事に。
その他にも恐らく妊娠中の茶トラと皆の?お父さんだとの噂の茶トラ。
↑この2匹ですね。
TPさんが入らない、首伸ばして(踏まない)、誤作動、入った と逐一LINEしてくる間、私はと言うと…
その300m手前程で、先週見掛けた茶白がまた居たので捕獲しようとセッティング。
ところが、先週は1匹だったのが似たようなのが2匹。
どうも、道路脇に座って餌待ち中の様子。
捕獲器を置くと、逃げるけど遠くへは行かない。
人から餌を貰う事に慣れているよね、これ。
最初に居た方とは別の茶白が早々に入ってくれました。
その後、もう1匹が戻って来なくなったので、ではTPさんの元へ…と思ったら、また別の雉白が現れる。
此方、置いて2分で捕獲
どう見てもだなぁ…この2匹を連れて向かう。
餌遣りさんから”大ちゃん”と呼ばれているアメショチックな茶トラの。
確かに捕獲器に入らない。
だけど、傍まで寄ってくる。
そして、何と言っても面倒なのが、既に手術済の慣れたちびっこ達(去年生まれ)。
どれだけ慣れているのかというと、こんな具合
確かにこんなだと、餌やりさんが里親さん探してあげたいというのは分かる。
でも、保護する場所がもう無いんだよ…。
時間ばかり経過するので、もうドロップトラップにしようとなりTPさんが取りに帰ってくれました。
その間、私はひたすらターゲットの大ちゃんが何処かに行かないよう、引き付けておく。
(まぁ、色々と捕獲器を工夫してトライしましたが、やはり入らず。)
最終的には二人がかりでドロップトラップにて捕獲。
そして、木曜保護のジェリー君(茶トラ子猫)の母猫が1匹でずっと日向ぼっこをしていたので、黒子猫は居ないと判断。
捕獲しました。
総勢6匹を連れて越谷へ。
BCS2 堕胎
右目白濁 ジェリー君母
大ちゃん、歩き方がヨロヨロするっていうので、手術時に診てもらいました。
左股関節がズレている、恐らく以前、骨折しているのでしょうとの話。
田舎道だけれど、妙な”猫””ネコ”看板を設置するくらい、よく轢かれているそう。
細い一本道。
抜け道にする人も多く、すれ違わないうちに通り過ぎたい為、皆さん割と飛ばす。
(気持ちは解ります…)
”猫”に気を付けろ!と言うより、外に猫が居なければ…轢かれる事もないのですけどね。
そして、1匹。
私が最初に捕獲した茶白。
茶白なのでかなと思っていたら
で妊娠中。
しかも、運悪く横隔膜ヘルニアと診断され。
先生から”痩せてるし、そんなに若くもないし堕胎だし、これ結構、大変。”と言われ。
私はそれよりも、え…となると、すぐリターンは出来ないって事よね。
って事が気になって

1週間養生で良い

”2~3日は入院で様子見て、良かったら連れ帰ってもらって。”
”最低でも抜糸まで2週間くらいは養生してもらって。”
との話で、ギャーーーー何処で、何処で養生させられるのよーーーー
と慌てて、世界のあっちゃんとTPさんとのグループLINEに連絡。
有難い事に”●●さんち、OKだよ!”との返事を貰って、一安心
”何とか養生先、見付かりました~”と伝えるついでに手術中の茶白を見る。
何度か見ているのですが、横ヘルの手術…
”よくそんなに出した物(臓器)、上手く戻せますね…”って思います。
先生から”かなり、酷いですねぇ…ほら、肝臓がこんなに委縮しちゃって~。本来なら肝臓は~。”と説明されるのですが。
先生…私、猫の本来の肝臓なんて見た事ありませんから
(人間のも見た事ないです)
”ボクの命、削ってますよ~”
なんて先生が言うくらい、普段の手術に比べて結構な長さ(1時間半くらいでしたか。録画されていて、その録画時間が1時間半近かったかと)。
無事に終わりましたって事で、入院用ケージに移動。
治療と養生先の事を考えて、ウィルス検査に検便、爪切りも。
状態悪いのでワクチンは見送り
名前が無いとお世話しにくいという事で、スタッフの方が”八千代ちゃん”と名付けてくれました。
抜管して、もぞもぞと動いていました。
手術の終わりかけは”イイ感じ”と言われていました。
2~3日後に迎えに来るのはヨノさんが大変だろうから、来週の土曜に退院で~
って事は私、来週もTNRしなきゃなんですか
なんて軽口叩いて、病院を後にしました。
翌朝、6時半過ぎに気付いたら病院から着信履歴あり。
あ、これは良くない知らせだろうな…と。
状態急変したとか、もう厳しいって事かなと折り返し、留守電だったのでまた連絡を待つ。
八千代ちゃん、亡くなりました。
そんなに若くはなかった事、思った以上に横ヘルの症状が酷かった事、そして堕胎だった事。
悪条件が重なった…としか言えないのかな。
いつお迎えに来れますか?清算もあるんで…って言葉で我に返る。
飼い猫の通院もあるので、早くても午後になると伝え。
そこから、他の5匹のリターンと、捕獲器5台洗浄と片付け。
飼い猫の通院。
12時過ぎに出発して昨日と同じ道を越谷へ。
成猫なのに2.7㎏しかない八千代ちゃん。
タオルに包まれ、上にちょびっとお花を飾られて。
昨日は生きていたのにねぇ…。
病院の募金をかなり使って下さったので、皆さんへのお礼の一言をお願いしますと言われ。
お礼…お礼の一言。
有難いんです、本当に有難いのだけど…助からなかったという現実があって。
先生も八千代ちゃんも頑張ってくれたし、募金して下さった方々へも感謝しているんだけど。
何て書けば良いのか…言葉が見つからない。
悩んでいたら、八千代ちゃんの身体の上をノミがモゾモゾモゾ…
嗚呼、本当に死んじゃったんだなぁ…と実感。
前も見たよな…これ…
死んでしまって、体温が下がった為離れて来るノミ。
ノミにも見捨てられたか…なんて、卑屈になっちゃうんだよねぇ…。
死なせようとなんて誰も思っていない。
でも私に見つからずに、捕獲されなかったら少なくとも今は生きていただろうなぁ。
だけど先生たちが言ったように”これだけ(横ヘルが)酷かったら、ずっと苦しかったと思います。”とか”出産時に死んだかもしれない。”とかも一理ある。
もしかしたら産んでも育てられなかったかも。
タラレバを言いだしたら切りがない。
だけど考えてしまう。
妊娠する前に不妊手術と横ヘルの手術だけだったら、死なずに済んだのでは
今、手術しないで、保護して産ませてから不妊と横ヘルの手術をしていたら
私達みたいにTNRメインではなく、保護メインの人に保護されていたら
今も生きていたのではないかなぁ…
八千代ちゃんも同じ場所でリターンした雉白も術後の吐き戻しで、カラフルなドライフードを大量に吐いた。
私が捕獲時に使った餌とは別。
という事は、誰かが餌やりをしているって事。
餌遣りしていた人が、もっと早く手術してくれていたら…
因みに猫の横隔膜ヘルニアは殆どが後天的な物との事です。
恐らく、交通事故によるものではないですかねって。
先天性の物だったら、ここまで成長出来ていないと思いますと先生。
交通事故と言えば、ほぼ同じ場所に居る茶トラ大ちゃんも、多分、事故での股関節骨折疑い。
車を運転する人に猫に注意しろ!よりも注意しなきゃいけない猫が外に居なくなる日が来て欲しいね。
生きている時の八千代ちゃんです。
ごめんね。