12月23日(金)…クリスマス前の週末
世間一般では集まって飲み食いしたり、プレゼント交換したりするのでしょうねぇ…
そんな日の昼過ぎに早速、1匹目をTPさんが捕獲。
最近、TPさん宅近辺に現れるようになり、カメラにタマタマをしっかり捉えられていた茶白くん。
14時からTPさんと世界のあっちゃんとで例のウジャウジャの場所で捕獲開始で…
この日、風が非常に強かったので捕まるかしらと仕事をしながら心配していたのですが。
ここだけで10頭
ちょ、ちょい待って。
私の車に載せられる数にも限界ってものが有りますのでね
捕まった猫達以外にも長毛っぽいサビが居たとの話。
10頭以上は確実と思っていたけれど、下手すると20頭以上居るんじゃないかしら、此処。
この11頭さんと追加で、いつものベテランスーパーボラさんから夜、1匹受け取ってきました。
とっても大きくて、本当にメス?と疑いましたが、メスでした
総勢12頭…クリスマスイブに運びました
ウジャウジャの場所の猫たち。
鍵尻尾が多く、此処も近親交配が進んでいるのではないかなぁ…と。
状態悪いのもチラホラで。
特に白のが風邪、シラミ、歯根が腐っているやら何やらで抜歯8本
幾らグラグラですぐ抜けると言われても、8本も歯を抜いたら痛くて食べられないんじゃ。
って、抜く前から既に痛くてあまり食べられていなかった様子
BCS2で、2.7㎏しかない。
出来る限りの事をと、コンベニア注射と補液200ml。
子猫ではないですが、カイロを入れてもらいました。
高齢だと思うと言われましたが、それでも5~10歳との見立て。
ウチに居る14歳や推定14歳以上の猫と比べると、何てボロボロな事か
野良猫として暮らすって、本当に厳しいと思います。
野良猫が自由気ままで幸せそう…なんて、こんな猫を見ても言えますか
猫はやはり、人の元で完全室内飼いで愛情いっぱいで暮らして欲しいです。
翌日リターン後に一人、捕獲器を10台洗うTPさんにが
ご近所さんの知人で、私達が2021年春から100頭超のTNRと保護をしてきた団地にお住まいの方。
この方自身は餌やりはしていないそうです。
障害者年金を受給されている身で、1年かけて貯めた3千円を預かったとの事。
何でと思ったら、
”気が付いたら、猫が以前より少なくなっていた。何方かが手術や保護をして下さっているそう…是非、その方々にお渡しして欲しい。”
って仰っていたそう。
ご近所さんとその方がどうして猫の話になったのかは分かりません。
ご近所さんも、最初は受け取る(預かる)訳にはいかないとお断りしたそうです。
でもどうしても受け取って欲しいと仰ったそうで…
本当に有難うございます
ご寄付もさることながら、その”気が付いたら猫が以前より少なくなっていた” そう思って、気付いて頂けた事が本当に嬉しいです。
TNRは不妊去勢手術をして元の場所へ戻すだけ。
単なる繁殖制限であって、糞尿被害が減る訳では有りません。
そんなTNRなんて無意味だ…と仰る方も居ます。
だけど、産まれない限りは継続してTNRを行っていれば、即効性は無くても確実に猫の数は減ります。
他地域から流れてくる事もあるとは思いますが、いきなり何10頭も流れてくる事は無いでしょう。
実際、特に猫を注視していた訳でもない住人が”猫が減った”と実感された訳です。
2022年もこの団地でTNRはしましたが、前年と比べて格段に少ない頭数。
だって、未手術の猫が殆ど見当たらなかったから
勿論、取りこぼしは居ます。
でも、少なくとも2022年にここで確認出来た子猫は知る限りでは4頭(全て保護し、ベテランスーパーボラさんのお世話になっております)。
産ませない、増やさないがある程度は実っているんじゃないかなぁ…と。
繰り返しますが、TNRだけで野良猫問題を解消できるとは全く思っていません。
でも、やらないよりやる方が…良いとは思っています。