凍えそうな冬の寒い時期、蚊が寄ってくる夏の暑い時期
、どちらの捕獲作業も大変ですが、一番イヤと言うか困るのが今
梅雨ですねぇ…
だって、猫が出て来ないから
(台風時期も困ります)
それでも捕まえたい猫はわんさか居る…ちょっとの晴れ間でもやるしかない。
って事で、今年度6回目のTNRは…
先日の”S梨園からご紹介を受けて~”のお家へ1匹ピックアップから始まりました。
話を聞くと、ス●キト●オさんとは違い、此方は飼い猫ではないとの事。
1週間ほど前に急に庭に現れて、割となついている、棄てられたのではないかと。
メスで間違いない、まだ子猫っぽいと言うのでお引き受けする事に。
仕事から帰宅し、母の薬を取りに行ったその足で21時半前にピックアップ。
キャリーに入っている…確かに慣れているねぇ。
そのまま、22時に今度こそはと前に保護した2匹の子猫の母猫に餌遣りしている方に捕獲機を渡す。
家に戻って、晩御飯の続きを取って、お風呂にでも…と思っていたら、依頼者さんから、
”お母さん、捕まりましたー!どうしましょうか?”と連絡。
捕獲機を渡して1時間も経っていない
こんなにさっさと捕まるのなら…どうして、今まで捕獲機でチャレンジしてくれなかったのか…
そうしたら、あの子猫達も産まれずに済んだのに…と捕まった事は嬉しいけど、ちょっと複雑
23時過ぎにピックアップに行き、そのまますぐ傍の現場で捕獲トライ。
狙いはグレ白1匹なんだけど…あ、あれ
見た事の無い白黒2匹が増えている…しかも、前と同じで、めちゃくちゃ慎重派らしい。
捕獲機から数メートルの場所で香箱組んで1時間半
漸く近寄って来ても、捕獲機の手前しか食べない。
姿が無くなれば諦めもするのだけど、居るんだよねぇ…離れた所で3匹、じーっとこっちを見ている。
居ると分かると諦められない…うつらうつらしたりしながら、待っていたら…雨
撤収して帰宅したのが4時。
そこから家猫の朝食と入浴を済ませ、7時に前回と同じ隣の市のNさんの住む団地へ。
当初のターゲット5頭のうち、3頭と予定外のコ1匹は前回、手術済。
残り2匹が狙い。
7時半に到着し、Nさんと一緒に前回捕まえた場所へ。
黒猫とアメショチックな雉トラがターゲットとは聞いているんだけど、前回手術済のコも一緒に居て、遠目では耳カットが分からない。
兎に角、置いてみないとどうしようもないから…と1台設置するとすぐに黒猫が入る。
近寄って確認すると、ラッキー 耳カットが無い
そのコを車に運ぶ途中に、アレアメショもどきで…これは…前回の…じゃない、耳カット無し
美味い具合にターゲットの2匹がちゃんと居てくれて、助かったーと思ったんだけど、ここからがちょっと長くなっちゃって…。
アメショもどきちゃん、逃げて行って姿が無くなってしまいました。
実はNさん、この猫達と別に同じ団地内と言うか団地隣接地域と言うかで、子猫2匹を保護中。
子猫はまだ3匹残っていて、母猫も居るとの事。
その猫達をどうしよう…と話しているうちに時間だけ経ってきて、もう、今日は諦めましょうかと捕獲機片手に車へ戻ろうとした時、アメショもどきちゃん戻ってきたーーー
これは、何としても捕まえたいっ
Nさんが捕獲機を設置するけれど、団地ベランダに上がってしまったアメショもどきちゃんには見えない様子。
となったら、餌があるよと教えるのみ。
ベランダに近付いて、ほんのちょっと餌を置いて離れる。
それを食べたら、もっと欲しくなったんだろうねぇ…ベランダから降りて、捕まってくれました
有難いのはNさんが事前に団地の自治会にお話して下さっていたり、お掃除をしてくれているお陰で今のところ、住人の誰からも邪魔をされない
邪魔されるどころか、感謝されているくらいで…
私、集合住宅地での捕獲って良い経験が無くてねぇ…クレ●ジー婆さんに叫ばれたり、邪魔されたりで。
ところが、このアメショもどきちゃん捕獲の際も窓から高齢女性が見ていたのですが、捕まった事を喜んでくれました。
直接、越谷へ向かうつもりだったのですが、雨で濡れた草むらを歩き回った所為で、スニーカーを通して靴下までビチョビチョ
それが不快で一度、帰宅して向かったら、渋滞に巻き込まれるわ寝不足と薬の副作用で眠いのなんの。
途中、コンビニ駐車場で10分のつもりが30分も仮眠
12時近くに病院着。
今回、4匹全頭でした。
驚いたのが、4月初めに出産しているこの雉白さん
なーんと、既に妊娠中
しかもあと2週間後には生まれていたという
預かった際に依頼者さんが ”もしかして、もうお腹に居るかも” とは仰っていました。
でも、4月初めに産んでいるんだから、んなわけないだろー。
6/8の朝まで子猫も2匹一緒だったんだしと思っていました。
でも、確かに捕獲機から出した時のお腹を見て、えっとは思いました。
猫の妊娠期間は60日。
2週間後に生まれたという事は7月半ばに出産予定だったという事。
逆算すると5月半ばに妊娠って事は子猫が生後1か月半で次の妊娠
よく、猫は年に3~4回出産可能と言われますけど、実際、3回産んでいる猫には出会った事がなかったんです。
でも、今回の事で、改めて猫の繁殖力の高さを思い知らされました。
Nさんの現場の2匹も、妊娠中
2匹とも恐らく昨年生まれのまだ若く、小さい猫。
アメショもどきちゃんはまだピンポン玉サイズだったそうですが、黒猫ちゃんは、かなりもう大きく育っていたそうで。
見た目も痩せているのに、その殆どが胎児だなんて悲しすぎる…。
そんな場所で仔猫達が生まれたって、全員育つとは考えにくく。
堕胎は出来れば避けたい事だけれど、ゴハンも十分に食べられず、育たないような場所なら生まれて来ない方が幸せだと私は思います。
私のメチャクチャタイプの黒猫ちゃん
アメショもどきちゃんも美猫だねぇ
アメショもどきちゃんはだけど、何だか謎の傷跡も有り、捕獲時に見ていた高齢女性のお話だと、数日前に凄い喧嘩の声(断末魔の声と仰っておりました…)がしたとの事。
この傷がその時の物だとしたら、メス猫ですら喧嘩傷を負うような場所。
やはり子猫は生まれない方が良いですよ。
帰宅途中に預かった子猫を返す。
依頼者奥さんは留守で、息子さんに渡す。
その際、依頼者さん宅前で、小柄な薄い三毛に遭遇。
耳カットは無し。
これが子猫の母猫なんじゃないの
翌日、日曜に雉白母さんをリターン。
そしてNさんの所へ2匹を返しに。
家に帰る途中で子猫依頼者の奥さんから電話。
お礼にドーナツを作ったので、良かったら取りに来て欲しいとの事。
三毛猫の事を聞きたかったのも有り、お言葉に甘えて再度、訪ねたんだけど…
何か…訪ねなきゃ良かったかもとちょっとがっかり
此方の依頼者さん、猫を飼っているというお話でした。
よくよく聞くと、その”飼い猫”は13歳で、何と外暮らし
勝手口で餌を与えていて、その餌を欲しさに周りの猫がやって来て、前の晩に私が見た薄い三毛も数年前からよく来ていて、庭で子猫を産むとの話
”何処かの飼い猫か…”と仰いますが、何処かの飼い猫が他人の庭で子猫産むのー
それで良いのー
その話をしている最中に私が手術に連れて行った子猫登場。
”家に入れてやろうかとも思ったんですけどね、家にはダックスが居るから。”
”でも、結構、仲良しなんですよ。勝手口でお尻のニオイ嗅いだり”
あのぉ…えっとぉ…飼い猫13歳が勝手口でゴハン食べていて、外暮らしなんですよね
だったら、この白黒子猫だって、アナタの飼い猫と言えませんか
この子猫、脇腹の毛が薄かったんです。
それが気になっていたので、聞いたら
”あ、それね、何だかネバネバがくっついていてんで、主人がハサミで切って、その後、シャンプーしたんです”
えっ ハサミでネバネバ(恐らくネズミ捕りの粘着シートか)をカットして、シャンプーした
そこまで出来るのに、家に入れず、野良猫だから、野良猫価格で手術をさせたって事
で、飼い猫の餌狙いでやって来て、庭で子猫を産む三毛は”どこかの飼い猫”って事で、手術もしないの
私にはこの13歳飼い猫と、子猫産んでいく三毛猫と、今回の白黒子猫…どれも皆、同じだと思うのですけど
違うのかしら…
13歳飼い猫はらしいですが…もしかして手術してないのかもなぁ…
知りたくないから聞かなかったよ。
そして、この方、隣の市に別宅があるそうで、そっちにも野良猫がいっぱい居て、餌をやっているって…お願い、手術してー
ドーナツ(サーターアンダギー)…貰いに行かなきゃ良かったよ