よく「将来AIに取って替わられる職業」というレポートを目にするが、だいたい上位に公認会計士や税理士が挙げられている。

「ふーん」。

ウチの3人の息子たち(20代の若い公認会計士たち)は全くそうは思っていない

 

まず、主に税理士が経営しているいわゆる会計事務所はどうであろうか。

確かに従来通常請け負っている記帳代行、決算書や税務の申告書等を作成する作業については格段に効率よくこなせるようになるかもしれない。

日常的なルーティンで行なっている仕訳の入力などはAIに任せればさっさと処理するだろうし、申告書だって間違いもなく作成してくれるだろう。

 

現在でも任せられる作業は専門ソフトに任せながら決算・申告業務は行なっているが、現状はまだまだ全部ぶん投げできるレベルではなく、ソフトが行なった作業を確認・修正する必要が多々ある。

 

決算・申告を主軸において経営している会計事務所はこの細かい作業が申告時期の2、3月に集中しており、この時期になると連日終電で帰宅とか土日返上とかで大変なことになる(ウチの会社はならないが…)。

 

だからそれらの単純作業をAIに全部ぶん投げできるようになれば大変助かるのが現状だ。