「よし、じゃあ今の仕事が面白くないからこれから資格をとるか」と思い立っても、公認会計士の資格についてはなかなかそうはいかない。
一般に公認会計士試験に合格するのに必要な勉強時間は約3000時間といわれている。
つまり1日に5時間勉強したとしても2年はかかる覚悟がいる。
おまけに迅速な計算力や判断力、分析力を必要とするため、若い脳ミソであることが何よりも有利だ。
大量の暗記も必要で、もちろんどこかの予備校に通って最も効率の良い勉強方法を獲得するのも必須。
となると、本来は若い脳ミソで時間がふんだんにある大学在学中、それもなるべく早い時期に専門の予備校に通い始めるのが最適。
反対に就職後、就業時間の後に予備校に行って・・・という勉強方法ではまず受からない。
よく監査法人でバイトをしながら合格する人がいるが、彼らにしても一番最初からバイトをしながら勉強を始めたわけではなく、短答試験は合格しているなどある程度合格の目星がついてから両立し始めている。
だからこそ自らの性格なり適性なり、もっと言うなら「自分は引っ込み思案だ」とそれを気にしている人は、なるべく大学在学中の早いうちに公認会計士の受験を検討したほうがいいんじゃないかと思う。
あ、計算が嫌いとか苦手な人は無理ですが…。
因みにウチのいい加減野郎たちでも、電卓は左手でブラインドタッチできるというくらいですから。