ということを見てきて、ツラツラと考える。

そういう真面目で大人しい人こそ公認会計士になればいいと。

 

何事にも真面目に取り組み信頼できる、コツコツと努力でき優秀。

しかし一方、自らの意見を述べたり皆をまとめる・・・といったことは少々苦手。

そんな大人しい人は前述したとおり、就活には非常に苦労する。

上手くいって希望通り就職できても、長い人生、社内でコミュ力不足のために損をしたり、出世競争に負けたりといったことも多いのでは。

 

その点、会計士業界では論文試験合格と同時にすぐに就活が始まり、ほとんどの人が四大監査法人のいずれかに就職が決まる。

この四大は全て外資系でアメリカでは就職ランキングの10位以内に4社とも入っているくらい人気の優良企業。

その四大に、よほどの問題がない限り自らが選んだどこかに就職が決まるという、恐ろしいほどの「売り手市場」なのだ(一部、ウチの三男のように四大ではなく他の監査法人や実務要件を満たす一般の大企業に就職する人もいるが、結構稀)。

 

つまり試験に合格さえすればいいわけで、基本となる仕事の内容も真面目にコツコツできることを求められる。