受験料を振り込み忘れたことは次男にはかなり痛手だったようだ。
何といっても論文試験は年に1回しかない。
ということはまたあと1年強をガンガン勉強しなければならないからだ。
そして「これは僕は公認会計士にはなるなと言われているに違いない。もう受験はやめる」とか言い出した。
元々次男は公認会計士に向くようなキチンとした性格をしていない(長男と三男もだが特に次男がひどい)。
黙々と正確な書類を作ったり、論理的に分析するような仕事には全く向いていず、色々な人と話し合って、折衝をし・・・というコミュニケーション力を使うような仕事に向いている。
そのため、もともと公認会計士の資格は取りたいものの、公認会計士の本業をやりたいわけではなく、その資格を持って全く別の仕事をしたいというタイプだった。
そんなふうにどうにも公認会計士の業務が好きじゃない次男は、受験をしたいなんて言い出さずに一般企業に就職すれば良かったのに、今頃になって「これは僕は公認会計士にはなるなと言われているに違いない。」とか訳の分かんないことを言っている。
呆れたものだ。