12月になると次男のアメフト部も代替わりでキャプテンとか幹部とかの要職をきめることになる。

 

次男は本当はアメフトは2年生の終わりに退部して3年生からは会計士の試験勉強に専念する予定で入部していた。

 

それがズルズルと居続け、なんとなく最後までいようかという気になっていたらリーダーとして幹部に入ることになってしまった。

試験勉強があるからと何回かお断りしたのだが、コーチからも電話で説得され結局受けざるをえないと言う。

 

選手としては靱帯を切ったり、肩を手術したり、踵の骨を粉砕したりと怪我が絶えず、試合に出場していたのは1~2年生の初期ぐらいであとはもうリハビリしてちょっと試合に出てまた怪我をしての繰り返しだった。

そんな状態で自らは試合の楽しみはほとんどないのに、通常の練習やミーティング以外にも部の運営について時間を相当割かれることになってしまった。

 

通常は体育会の幹部となると就活に大変有利だ。

幹部になれば手間も時間も相当割かれて重荷にもなるが、その分就活にいいのは確かなので「イッテコイ」なのだが、次男に至っては会計士の試験を受けるのでもとより就活は全く関係ない

ただ「イッテ」だけの奉仕。

 

もう私は何も口を挟まずにいたが、次男は両方とも精一杯続けるという一番大変な道を選んでいった。