さて、アメフトをやるために第一志望校を早稲田に変更し、それも主人の一声で「政経のみ」に限定した我が家では主人も三男もすっきりした顔でいたが、私はそうはいかない。

ヘロヘロになった。

 

だいたい「政経」の恐ろしさを彼らは知っているのだろうか。

私は長男の受験の時に長男から聞いていた話がずっと残っている。

それはこういうことだ。

政経を受験する人たちはそのまま東大の受験生たちだということだ。

 

そもそも早稲田受験生というのは早稲田自体のファンが多く、「早稲田ならどの学部でもいい」と連日受験する人が多い。

 

例えば文系なら 文化構想学部(2/12)から始まって社会科学部(2/22)までの10日間に法学部、文学部、人間科学部、教育学部、政治経済学部、商学部とほぼ連続してある試験を連日早稲田に日参して受験するという人が多いのだ。

 

その中で実際に法、人科、政経、商、社学の5学部を受験した長男が言っていた。

「他の学部の受験生は共通していて、みんな普通の私立文系のタイプでいかにも早稲田が好きそうな人が多かった。でも政経の受験生たちだけは人間がガラリと違った。みんな東大受験生のタイプで早稲田を全部受験するような人たちはいなかった。恐ろしかった。」と。

 

長男も一応東大は受験していたのではっきり感じたんだろう。

多少誇張はあるかもしれないが、後に受験した三男も確かにその通りだったと言っていた。

 

つまりは早稲田のファンではなく、東大受験生たちと闘うのが早稲田の政経という学部なのだ。

 

そして、ヘロヘロの私を更に打ちのめす事実。

それは政経は壊滅状態の国語を使って受験しなければならないこと。

そし長男と次男を救ってくれた最後の切り札である英語、数学、社会で受験できる早慶文系の唯一の学部、そんな貴重な慶商には行けないということだ(先日のブログ参照・アメフト部に入部する関係上)。